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DVD感想―『300(スリーハンドレッド)』

2008年12月15日 | 映画感想

~あらすじ~
100万のペルシア大軍をわずか300人のスパルタ軍が迎え撃つという史実“テルモピュライの戦い”を基にフランク・ミラーが著わしたグラフィック・ノベルを映画化した作品。


~感想~
設定だけでどういう映画かわかる部類。ご想像通りです。
300人のスパルタンが魔界の住人としか思えないペルシア兵や、魔物としか思えない魔物たちを斬って斬って斬りまくる、ただそれだけの作品。だがそれがいい。
元がアメコミだけに、ペルシア王がどう見ても魔王だったり、両手が鎌のクレイトスな魔人がいたり、畸形のスパルタンを「お前はファランクス隊形を乱すからつれていけない」と一蹴しておきながら、言った本人のスパルタ王が単身で突撃してファランクス隊形乱しまくりなことにつっこむのは筋違い。
「三国無双」のチャージ攻撃さながらに、スロー演出の溜めから解放される激しい乱舞を楽しむのが正しい鑑賞法。
っていうかこれ「ゴッド・オブ・ウォー」なんじゃね?
それにしても、こういう映画や「三国無双」なんかに「史実と違う」と噛みつく連中は頭おかしいんじゃないだろうか。


評価:★★★☆ 7
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