~あらすじ~
憧れの日本で、念願の探偵事務所を開業したトウキョー・サム。
記念すべき最初の依頼人は、死霊におびえるリキシ。サムは調査に乗り出したが、事態は予想もしない展開を見せ……。
スモウ・レスラー連続殺人事件「巨人の国のガリヴァー」と、ウンスイの怪死を契機に勃発する極限の論理対決「実在の船」を収録。
~感想~
パラレルワールドでの異様な論理を得意とする作者だが、収録作はどちらも論理を飛ばしすぎてしまい、ついていけない部分が多い。
特に「実在の船」は冒頭からして京極夏彦「鉄鼠の檻」のパロディだが、それにしても公案やその解釈など「鉄鼠の檻」とかぶりすぎで、これでは「鉄鼠」を読めば本作は読まなくてもいいのでは、と思わせる有様。結末にいたっては論理のための論理をこねくり回して読者置いてけぼりで、勝手にやっとれと本を投げ出したくなる。
きっと頭のおよろしい人には面白く読めるんじゃないでしょうか。
10.8.4
評価:☆ 1
憧れの日本で、念願の探偵事務所を開業したトウキョー・サム。
記念すべき最初の依頼人は、死霊におびえるリキシ。サムは調査に乗り出したが、事態は予想もしない展開を見せ……。
スモウ・レスラー連続殺人事件「巨人の国のガリヴァー」と、ウンスイの怪死を契機に勃発する極限の論理対決「実在の船」を収録。
~感想~
パラレルワールドでの異様な論理を得意とする作者だが、収録作はどちらも論理を飛ばしすぎてしまい、ついていけない部分が多い。
特に「実在の船」は冒頭からして京極夏彦「鉄鼠の檻」のパロディだが、それにしても公案やその解釈など「鉄鼠の檻」とかぶりすぎで、これでは「鉄鼠」を読めば本作は読まなくてもいいのでは、と思わせる有様。結末にいたっては論理のための論理をこねくり回して読者置いてけぼりで、勝手にやっとれと本を投げ出したくなる。
きっと頭のおよろしい人には面白く読めるんじゃないでしょうか。
10.8.4
評価:☆ 1