~あらすじ~
ニート脱出を目指しバイトを始めたばかりの名倉編は、小説投稿サイトで10位にランクインし、自身の生み出したファンタジー世界を行き来できる能力を得る。
だが自分の書いた展開でキャラが死ぬことを悔やみ、さらに11位以下に落ちると世界が消滅することに気づく。
2018年メフィスト賞
~感想~
自分は1ミリも楽しめなかったし死ぬほど嫌いな小説だが、作品自体は良く出来ていることと、作者に実力があることは確か。あの深水黎一郎が「ウルチモ・トルッコ」でデビューしたことを思い出せば、二作目で名倉編が深水黎一郎になってしまっても少しも驚かない。超笑うけど。
もう一つ確かなことは本作はミステリではない。異世界系でありセカイ系である。だが間違いなくメフィスト賞だ。既視感バリバリの設定てんこもりで、最終的にはクソみたいな説教と遊助みたいな提言で締められるため虫酸が走るが、こんなメタな小説はメフィスト賞以外ではありえない。
自ら望んで異世界系もセカイ系も一冊も読んだことがないし、関西弁の文章に嫌悪感しか抱けない自分にはとにかく苦行だったが、そうした作品に抵抗がなければ問題なく読めることだろう。
ミステリファンよりもむしろラノベファン、それも異世界系というよりもセカイ系のファンで、しかもメタに理解のある層ならば、楽しんで読めるのかもしれない。
18.8.29
評価:★ 2
ニート脱出を目指しバイトを始めたばかりの名倉編は、小説投稿サイトで10位にランクインし、自身の生み出したファンタジー世界を行き来できる能力を得る。
だが自分の書いた展開でキャラが死ぬことを悔やみ、さらに11位以下に落ちると世界が消滅することに気づく。
2018年メフィスト賞
~感想~
自分は1ミリも楽しめなかったし死ぬほど嫌いな小説だが、作品自体は良く出来ていることと、作者に実力があることは確か。あの深水黎一郎が「ウルチモ・トルッコ」でデビューしたことを思い出せば、二作目で名倉編が深水黎一郎になってしまっても少しも驚かない。超笑うけど。
もう一つ確かなことは本作はミステリではない。異世界系でありセカイ系である。だが間違いなくメフィスト賞だ。既視感バリバリの設定てんこもりで、最終的にはクソみたいな説教と遊助みたいな提言で締められるため虫酸が走るが、こんなメタな小説はメフィスト賞以外ではありえない。
自ら望んで異世界系もセカイ系も一冊も読んだことがないし、関西弁の文章に嫌悪感しか抱けない自分にはとにかく苦行だったが、そうした作品に抵抗がなければ問題なく読めることだろう。
ミステリファンよりもむしろラノベファン、それも異世界系というよりもセカイ系のファンで、しかもメタに理解のある層ならば、楽しんで読めるのかもしれない。
18.8.29
評価:★ 2