~あらすじ~
私立探偵の沢崎のもとを訪れた男は、右手を見せず名前も名乗らず、20万円を預けて去っていった。
その直後、男が行方を尋ねたルポライターの佐伯について実業家から依頼が入る。
佐伯は離婚調停の場に現れず行方をくらましていた。
1988年このミス2位、文春7位、本格ベスト68位
~感想~
超かっこいい私立探偵・沢崎の無双乱舞を愛でる大人のおとぎ話。
一冊読めば沢崎名言日めくりカレンダーが作れそうな勢いで皮肉を吐きまくり、敏腕刑事と憎まれ口をたたき合いながら阿吽の呼吸で連携し、傷ついた女を据え膳喰わずに家に送り返す。
オヤジ狩りを瞬殺し、大富豪や知事を向こうに張ってもスタイルを崩さず、ヤクザに一目置かれ、沢崎アイでどんな些細な手掛かりや黒幕の気配も見逃さず、必要経費以上の報酬は決して受け取らない。
かっこいい! なんてかっこいいんだ! かっこよすぎて現実感が全く無い!
ぶっちゃけ後半の展開は入り組みすぎて話自体にはついていけなかったが、そんなことはどうでもよくなるほどただ読むことが楽しくて仕方ない。これは熱心なファンが多く付くのも納得である。
冬ならコーヒーでも飲みながら、酒が好きならブランデーでも傾けながら、一字一句見逃せない重厚な大人の無双乱舞をじっくりと楽しむべし。
18.8.29
評価:★★★☆ 7
私立探偵の沢崎のもとを訪れた男は、右手を見せず名前も名乗らず、20万円を預けて去っていった。
その直後、男が行方を尋ねたルポライターの佐伯について実業家から依頼が入る。
佐伯は離婚調停の場に現れず行方をくらましていた。
1988年このミス2位、文春7位、本格ベスト68位
~感想~
超かっこいい私立探偵・沢崎の無双乱舞を愛でる大人のおとぎ話。
一冊読めば沢崎名言日めくりカレンダーが作れそうな勢いで皮肉を吐きまくり、敏腕刑事と憎まれ口をたたき合いながら阿吽の呼吸で連携し、傷ついた女を据え膳喰わずに家に送り返す。
オヤジ狩りを瞬殺し、大富豪や知事を向こうに張ってもスタイルを崩さず、ヤクザに一目置かれ、沢崎アイでどんな些細な手掛かりや黒幕の気配も見逃さず、必要経費以上の報酬は決して受け取らない。
かっこいい! なんてかっこいいんだ! かっこよすぎて現実感が全く無い!
ぶっちゃけ後半の展開は入り組みすぎて話自体にはついていけなかったが、そんなことはどうでもよくなるほどただ読むことが楽しくて仕方ない。これは熱心なファンが多く付くのも納得である。
冬ならコーヒーでも飲みながら、酒が好きならブランデーでも傾けながら、一字一句見逃せない重厚な大人の無双乱舞をじっくりと楽しむべし。
18.8.29
評価:★★★☆ 7