~あらすじ~
腐敗した政治家、葬儀屋、実業家、医師、警官。悪人のはびこる槻津市で、彼らに届けられる一通のチラシ。なんでも請け負う便利屋が、彼らの中を縦横無尽に行き来し、悪事に加担する。
~感想~
大胆不敵というか大言壮語気味なタイトルに見劣りしない罠が毎回仕掛けられる。
ネタバレを避けて言うと、話の肝は「事件の中で便利屋の果たした役割とは?」で、上げたハードルを飛び越えきっちりと毎回驚かされてくれる。
話の筋がややこしいわりにさほど連関しなかったり、広げた風呂敷のたたまれ方が微妙だったり、会話が安っぽかったりと瑕疵は色々あるが、これだけ意表を突いてくれれば満足。
賞レースには絡めなかったものの、良質な連作短編集である。
19.12.27
評価:★★★ 6
腐敗した政治家、葬儀屋、実業家、医師、警官。悪人のはびこる槻津市で、彼らに届けられる一通のチラシ。なんでも請け負う便利屋が、彼らの中を縦横無尽に行き来し、悪事に加担する。
~感想~
大胆不敵というか大言壮語気味なタイトルに見劣りしない罠が毎回仕掛けられる。
ネタバレを避けて言うと、話の肝は「事件の中で便利屋の果たした役割とは?」で、上げたハードルを飛び越えきっちりと毎回驚かされてくれる。
話の筋がややこしいわりにさほど連関しなかったり、広げた風呂敷のたたまれ方が微妙だったり、会話が安っぽかったりと瑕疵は色々あるが、これだけ意表を突いてくれれば満足。
賞レースには絡めなかったものの、良質な連作短編集である。
19.12.27
評価:★★★ 6