小金沢ライブラリー

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SCP-2071~2080

2020年09月06日 | SCP紹介
SCP-2071 - Sir Michael Cavendish, in the Guise of the King of Serpents (サー・マイケル・キャヴェンディッシュ、蠎の王の装いにて)
「サー・マイケル・キャヴェンディッシュ、蠎の王の装いにて」というタイトルの肖像画。1799年にイギリス軍将校マイケル・キャヴェンディッシュ男爵を描いたとされるが、男爵は蠎(うわばみ)の姿をしている。塗装面に触れると血流内に蛇毒が生成され死に至る。またおよそ5km圏内の爬虫類を引き寄せる効果もあり、接近した爬虫類は動きを止め、その間は食料や睡眠を必要としなくなり、次第に大型化し、無毒な種も有毒種に変異する

SCP-2072 - Prime Ministerial Pet Cemetery (首相お気に入りの墓地)
フロリダ州のペット墓地。1977年に遺伝的に同一な4体の人間の遺体が発見され財団に収容された。その後、墓碑銘と遺体が旧ユーゴスラビアの解体から現在までのモンテネグロの首相のものと一致した。没年や生年が未来の物も多く含まれている

SCP-2073 - One Last Lullaby (最期の一度の子守歌)
ある人物に起こる現実改変現象。その人物が過去数年内に息子をもうけており、現実改変により周囲を崩壊させて行き、放置すると世界終焉をもたらすと確信していると「ララバイ・イベント」が発生する。その人物は子守歌を歌いながら息子の前で自殺し、息子がその特性を受け継ぐ。自殺を阻止すると世界終焉に至ると推測される

SCP-2074 - Sinkbait (アクセス稼ぎ)
バンクーバー島西部の深海にある熱水噴出孔。噴出の活動音が4種類の言語に訳すことが出来る。内容は根拠の無いオカルトネタが大半だが、清涼飲料水の宣伝が含まれており、何者かの意思が介在していると思われる

SCP-2075 - The Way of All Flesh (肉体を統べる策)
紀元1204年に生まれたと主張する白人男性。微生物病原体を吐き出し、感染した者を分身として自在に操る。本体が死亡すると感染者が新たな本体となり、本体と同じ病原体を操る能力を獲得する。財団は一時収容していたが、10年前から財団に潜伏させていた分身の協力によって脱走された

SCP-2076 - "Shooting Yourself Can Increase Your Bullet Resistance" (“自分を撃てば防弾性が上がる”)
イリノイ州に現れる広告。パンフレットや看板、テレビやラジオ等で表示され、見聞きした人物はそれを信じ込む。「ベイクドポテトをあなたの段ボール箱に与えれば、ゴールデンライオンタマリンの生存率を上げられる」「自分を撃てば防弾性が上がる」等の奇妙な内容でも疑われない

SCP-2077 - Miracle Stuff (ミラクルスタッフ)
カプセルと錠剤。鎮痛剤、抗不安剤等の効用をうたい、服用すると効果があるが、内容物はゴミで構成されている。服用を続けると2~4週間後に毛髪から体組織、臓器まで身体各所が切り離され、新たに複製される。その際に怪我や病気は治癒するが、複製された身体を自分の物と認識出来なくなり、深刻な部位失認や離人症を患う
※画像はグロく見えるがバンコクで有名な死体を模したパンである

SCP-2078 - Third Party (第三党)
アメリカの大統領選に立候補する存在しない人物に関する情報。アメリカ国民にのみ感染し、口コミやメディアへの露出により拡大する。感染者はそのでたらめな公約を信じて自ら実践する。また感染者達は集会を催して暴飲暴食を行い、不衛生な環境から病気を発症し死に至ることもある

SCP-2079 - The Law of the Grokodus (グロコダスの掟)
国や街といった権威組織に現れる「グロコダス」という存在に関する法律。法律は10世紀の古英語方言で書かれ、異常な内容にも関わらず、影響を受けた人物は外部から指摘されるまで疑いを持たない。約50本のグロコダス関連の法律が制定されると、グロコダスと思われる異常存在が顕現する。グロコダスは浮遊する29本の人間の手を操り、異常な力を発揮する。グロコダスは制定された法律に従い、反すれば自身の消散をもたらす物もある。全ての法律がグロコダス関連になった時に何が起こるかは不明

SCP-2080 - Dads House (親父の家)
ミシガン州インクスターの家。家の中には家主であるハーシェル・シニア氏が何人も存在しぎゅうぎゅう詰めになっており、1体でも除去すると、車に乗ったハーシェル・シニア氏の複製体が4体現れ、強引に家の中に入って行く
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