東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

いつも見る絵、反日暴動、町村外相訪中

2005-04-19 10:11:11 | インポート
いつも見る絵、反日暴動、町村外相訪中

町村外相の訪中はこれまでの謝罪特使と同じ印象をあたえますね。とくに
中国の民衆にはそうとられるでしょう。

印象を形成するのは、当事国のマスコミの報道ぶりであり、数少ないチャンス
に外相が記者に発するコメントです。

@ 現地の報道では町村外相が過去の問題について深刻反省を表明した
としか報道しなかったそうです。

問題はそれを伝える日本のマスコミです。NHKしか見ていないのでNHKの
報道ぶりについていうと、現地のマスコミの報道をトップで報道し、町村外相
が謝罪と補償をもとめたというのは二項目につけたりになっています。

中国の報道はあきらかに政府の統制のもとに歪曲された報道というより宣伝
でしょう。あるいは一点ズームアップ手法でしょう。もし外相がそれに類するこ
とを片言隻句でも会談で話したなら外交をしらないということです。そんなこと
は今回の議題ではないと突っぱねるべきです。

それをNHKまでが長々と伝える神経はなんなんでしょうね。彼らの官製報道
(大本営発表)が大陸で流されるのは物理的に阻止できないにしても、日本で
大々的に宣伝の一翼を実質的に担うようなことをするのにはあきれます。

こういう報道の仕方は日本が謝罪した(NHKを見ているとそうとれます)のを、
NHKがわが事のように恐縮しながら、伝えているような不愉快な印象を視聴者
にあたえます。いまや、NHKはかの国のエイジェント化していて、ことごとに
ニュース編集に露骨に表れます。

@ 町村外相が移動の途中、立ち止まって記者団にコメントしているのが一回
ありました。こういうのをぶら下がりというんですか。

表現があいまいで抗議、怒りの姿勢はまったく感じられない。東京での小泉首相
のコメントとニュアンスがおなじなので示し合わせた対応でしょう。外相は内外マス
コミにアピール出来る唯一の機会を失っています。

北京で中国の官製報道に対して、日本の立場を明確に表明できた唯一の機会を
失ったわけです。外国では日本は本気で抗議する気はないと取るでしょう。

++++++++++ hole in one ++++++++++