東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

米チョンどちらが抜けか2、パールハーバー作戦

2012-04-12 09:38:50 | 社会・経済

アメリカの太平洋戦争におけるパールハーバー謀略戦は短期的には大失敗であった。長期的には成功といえる。

謀略戦において情報の確度を飛躍的に上げるには相手に使わせてみて情報を収集するにかぎる。

北ミサイルを発射させて情報確度をあげるのがアメリカの目的だろう。これとは性格が異なるがある程度参考になるのが真珠湾攻撃を「させた」アメリカ・ルーズベルト大統領の大失敗である。

この場合、アメリカは日本の戦力をはかるという目的ではなく、日本に攻撃させて世界大戦参加へアメリカ世論を誘導することが目的であった。

アメリカは情報戦で日本の戦力を完全に読み誤っていた。過小評価していた。真珠湾を攻撃させても湾外から水鉄砲を撃つぐらいしかできないとなめきっていた。だから日本が真珠湾攻撃を決定した時には、その情報を入手してしめしめと舌なめずりをしたのである。

あいての攻撃計画を暗号解読などによって把握していたというのは情報戦での価値はほとんどない。どういう戦力で攻撃するかと言う情報を得て初めて情報は情報となる。

閑話休題、北の場合は撃たせても大したことは無い、日本や韓国、フィリピンには被害が出る可能性があるが、アメリカには大したことはない、一つ撃たせてどういう戦力か情報を収集しようというのがアメリカの目的だ。


米チョンどちらが抜けか1

2012-04-12 09:22:39 | 社会・経済

北のミサイル発射予告日になったが、米朝合意がらみでどちらがパカか、判定が難しい。

いかにもアメリカがお人好しでいつもの通りだまされているばかりのように見えるが、そうなのか。一本取ったのはアメリカなのか。

ミサイル実験はしないと約束したから食糧支援を合意したそばから、北に約束を破られた、同じようなことがこれまでにも何回かあった。アメリカがだまされたというんだが。

こういう見方もある。

アメリカは『衛星』発射の計画を知っていた。或いは北から知らされていた(合意前に)という情報もある。ああいう国だから計画の変更も困難だ。それを承知で無知を装って合意したと言うのだね。

だから、合意は衛星発射もしないという前提で認めたから、食糧支援は最初からするつもりはなかった、というのは有力な見方だ。

このシナリオがアメリカに有利な点はいろいろある。

*まず食糧支援などしなくてすむ。

*北が危険であるということを世界に印象づける。

*北が約束を守らないという印象を世界に植え付ける。

*実験させることによって北の実力を把握出来る。情報収集の正確さが増す。

*日本などのイージス艦やパックスリーの販売を伸ばせる。

つづく