東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

北方四島問題

2012-09-09 18:45:25 | 社会・経済
ソ連はけしからん、一方的に日ソ不可侵条約を破って日本領土に侵入した。なぜ軍事基地を認めるのだ。とのお怒り御もっともなり。すぐにでもレコンキスタに参ろうぞ、というなら分かる。しかし60年以上もそんなことをした人はいない。俺も賛同しただろう。がそんな動きは無いのだ。

第一、不可侵条約破棄の非を糾弾するなら、日本は千島列島全体つまりアリューシャン列島までの全部と南樺太の返還を要求しなければ筋が通らない。なぜちっぽけな四島で遠慮するの。それで青筋をたてるなんておかしいじゃないか。

もっと、大きな問題がある。サンデル教授よく聞きなさいよ。ヤルタでスターリンに日本を北から攻めてくれ、といったのはアメリカのルーズベルト大統領である。スターリンがいや、日ソ不可侵条約がありますから、と躊躇したら、そんなものは踏みにじってしまえとアメリカがそそのかしたのだ。協力してくれた暁には樺太も千島もソ連にやると言って。

だからロシアに要求するなら、北方四島に限定することが意味をなさない。また、泥棒や強盗と、強盗行為をそそのかした人間とどちらが悪いか、という問題も白日の下に検討の条件にあげなければならない。

ま、時は経過した。現状からスタートするときには現実的な思考をしなければいけない。前回の提案を野田氏が提案することが望ましい。

とにかく、沖縄方式よりかは悪くならないのだ。そして沖縄と違い、完全情報公開のもとで行われる(条約締結のあかつきには、という意味)。それまでの外交交渉は当然隠密裏に行われることも多いだろう。

しかし、欺瞞の沖縄返還時に佐藤栄作とアメリカとの間で交わされた密約はいまにいたるまで公式に認められていない。それにくらべたら数段上等な外交だ。










野田佳彦首相にラストダンスを踊ってもらおう

2012-09-09 13:47:30 | 社会・経済
ウラジオで頑張っているようだ。しぶとい腰をしている。
一つラストダンスをお願いしよう。最後っ屁でもいい。このブログでも触れたが北方領土問題の解決ね。
短時間では解決しないから彼の在任中にまとまることもないだろうが、私の提案は成果が望めるので

彼が提案者になれば戦後史で長く提案者としての功績が歴史に残る。この問題は感情論があるが、それは
次回以降触れることにしてきわめてドライにいこう。

沖縄方式を採用しろというのだ。その謂いはロシアの軍事基地を残したまま、民政というか施政権は漸次
日本に移行する。勿論四島対象。

ロシアと軍事同盟を結ぶのがいい。対象はオホーツク海、ロシア極東地区および日本海である。仮想敵国、
いわずとも明瞭であろう。アメリカとの同盟を破棄する必要は無い。ただリファインしなければならない。
支那の古典に言う、遠交近攻策さ。ようするにAJR新包囲網だ。

四島には日本人はいない。みんな追い出されたか、すすんで本土に逃げてきた訳だ。最初はビザなしから
一歩進んでパスポートなし渡航墓参だろう。

旧島民およびその子孫ががどれだけ本格的に移住するが疑問だが、その次は日本資本、日本企業の進出ではないか。

沖縄とちがい、現在日本人はいない。有る意味では摩擦はすくないだろう。まして漸次増えていくなら調整
可能だろう。

要するに、沖縄では佐藤栄作もと首相とアメリカの間で国民を欺く汚い密約を固めたわけだが、今度は正々堂々
国民に見える形でやろうということだ。

次回は感情論、サンデル先生、よく読めよ。






オスプレーが尖閣用という詐欺的言動

2012-09-09 12:37:33 | 社会・経済
オスプレーが無いと尖閣が守れないというのは嘘である。オスプレーの沖縄配備はアメリカ商業資本の世界権益を守るためである。

第一アメリカは尖閣で紛争が起きたときに参戦する可能性は低い。国務省の木っ端役人やクリントンはしきりに尖閣は日米安保の範囲というが、本人たちの言葉を日本人は一度も聞かない、読んだことがない。みな、日本人が彼らに聞いたらそういっていました、というまた聞き情報だけである。日本国民は騙されている。

もしアメリカが本当にそういうなら、文書にしておかなければならない。日米安保を改訂して明文化するのが一番いい。
そうしてアメリカ上下両院で議決して批准させることだ。

いまの曖昧なままだと、アメリカ議会は尖閣紛争への軍事介入を承認しないだろう。いくらオバマが命令しても議会の承認(追認を含めて)がなければオバマは法律を犯す犯罪人になる。

最近週刊誌でも報道されたが、アメリカのフォーリンアフェアという雑誌に寄稿した向こうの専門家の論文ではアメリカが参戦しなくても日本が勝利するだろうと寄稿している(週刊現代、週刊ポスト掲載)。つまりオスプレーは要らないということだ。

チャイナが核を使ったり、大量のミサイルで日本本土を攻撃したら勿論アメリカは反撃してシナは一巻の終わりとなる。だから支那はそこまではしない。

ま、オスプレーの導入は日米安保に尖閣を明文化した後の話だ、石破君、森本君。






オスプレー人的原因というのは機体の欠陥と同じ

2012-09-09 12:18:14 | 社会・経済
今日沖縄でオスプレー反対集会があったようだが、アメリカの言う人的ミスで機体の欠陥でないという主張は幼児にも通用しない。

操縦ミスを多発するというのは、機体設計のミス以外に考えられるのか。設計に、あるいは製造工程に、材料に欠陥があるから操縦ミスを誘発する。

自動車で言えばアクセルとブレーキが間違えやすいように付いているということだろう。これを機体の欠陥というのだ。トヨタの車はそれでアメリカで何百万台もリコールされたではないか。

コンピューターでいえばマン・マシン・インターフェイスに欠陥があるということだ。パソコン・ユーザーの責任ではない。製造者責任だ。

森本、しっかりしろよ。