ソ連はけしからん、一方的に日ソ不可侵条約を破って日本領土に侵入した。なぜ軍事基地を認めるのだ。とのお怒り御もっともなり。すぐにでもレコンキスタに参ろうぞ、というなら分かる。しかし60年以上もそんなことをした人はいない。俺も賛同しただろう。がそんな動きは無いのだ。
第一、不可侵条約破棄の非を糾弾するなら、日本は千島列島全体つまりアリューシャン列島までの全部と南樺太の返還を要求しなければ筋が通らない。なぜちっぽけな四島で遠慮するの。それで青筋をたてるなんておかしいじゃないか。
もっと、大きな問題がある。サンデル教授よく聞きなさいよ。ヤルタでスターリンに日本を北から攻めてくれ、といったのはアメリカのルーズベルト大統領である。スターリンがいや、日ソ不可侵条約がありますから、と躊躇したら、そんなものは踏みにじってしまえとアメリカがそそのかしたのだ。協力してくれた暁には樺太も千島もソ連にやると言って。
だからロシアに要求するなら、北方四島に限定することが意味をなさない。また、泥棒や強盗と、強盗行為をそそのかした人間とどちらが悪いか、という問題も白日の下に検討の条件にあげなければならない。
ま、時は経過した。現状からスタートするときには現実的な思考をしなければいけない。前回の提案を野田氏が提案することが望ましい。
とにかく、沖縄方式よりかは悪くならないのだ。そして沖縄と違い、完全情報公開のもとで行われる(条約締結のあかつきには、という意味)。それまでの外交交渉は当然隠密裏に行われることも多いだろう。
しかし、欺瞞の沖縄返還時に佐藤栄作とアメリカとの間で交わされた密約はいまにいたるまで公式に認められていない。それにくらべたら数段上等な外交だ。
第一、不可侵条約破棄の非を糾弾するなら、日本は千島列島全体つまりアリューシャン列島までの全部と南樺太の返還を要求しなければ筋が通らない。なぜちっぽけな四島で遠慮するの。それで青筋をたてるなんておかしいじゃないか。
もっと、大きな問題がある。サンデル教授よく聞きなさいよ。ヤルタでスターリンに日本を北から攻めてくれ、といったのはアメリカのルーズベルト大統領である。スターリンがいや、日ソ不可侵条約がありますから、と躊躇したら、そんなものは踏みにじってしまえとアメリカがそそのかしたのだ。協力してくれた暁には樺太も千島もソ連にやると言って。
だからロシアに要求するなら、北方四島に限定することが意味をなさない。また、泥棒や強盗と、強盗行為をそそのかした人間とどちらが悪いか、という問題も白日の下に検討の条件にあげなければならない。
ま、時は経過した。現状からスタートするときには現実的な思考をしなければいけない。前回の提案を野田氏が提案することが望ましい。
とにかく、沖縄方式よりかは悪くならないのだ。そして沖縄と違い、完全情報公開のもとで行われる(条約締結のあかつきには、という意味)。それまでの外交交渉は当然隠密裏に行われることも多いだろう。
しかし、欺瞞の沖縄返還時に佐藤栄作とアメリカとの間で交わされた密約はいまにいたるまで公式に認められていない。それにくらべたら数段上等な外交だ。