孫崎享の「戦後史の正体」の三だ。
天皇が沖縄は米軍が永久占領してくれと言ったという。根拠もなにもない。これが外務省の局長か。
不敬、気違い、無能の見本だ。税金でうまいおまんまをtらふく食わせ高級ワインを飲ましてやっていたと思うと腹がたつ。
進藤栄一という大学の教師がアメリカの古い公文書から発見したというのだ。読んでみると、マッカーサーの政治顧問シーボルトの覚え書きだ。『天皇の顧問寺崎英成氏が、沖縄の将来に関する天皇の考えを私に伝える目的で尋ねてきた。寺崎氏は、米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が強く希望していると言明した。、、さらに天皇は、沖縄(および必要とされる他の諸島)に対する米国の軍事占領は、日本の主権をのこしたままでの長期租借(25年ー50年、あるいはそれ以上)のフィクションに基づいてなされるべきだと考えている』。フィクションには孫崎氏は擬制という訳を当てている。
メモは天皇の自発的意志でGHQに意見を伝えたように読める(あるいは工夫されている)。そんなことがあり得るのか。もし思っているとしたら孫崎は気違いだろう。あり得ると思うなら、その理由を読者に説明しなければならない。
このメモだけで天皇が米軍に沖縄を永久占領してくれと依頼した証拠になるのか。よく考えろよ。
マッカーサーの顧問がそういうメモを残したというだけだろう。裏を取ってから結論をだすものだよ。元外務省情報分析課長君。
その頃は寺崎氏も存命だったんじゃないかな。進藤氏は寺崎氏に確認したのかね。
まず、内容からして天皇が自発的にそのような発言をすると考えるのは気違いしかいないだろう。では強制されたのか。
1947年当時の状況からすれば一応あり得る。その場合、脅迫に基づく意見の強要は「関与していた」というべきではない。そう答えろと強要されていたことはあり得ることだ。
一番あり得るのはマッカーサーが本国から言われて沖縄の半永久的占領(2012年の状況と同じ)のための仕事をしていて、部下に天皇はなんて言うかな、とか言ったかもしれない。あるいはこの永久占領が本国の命令であれ、GHQの考えであれ、日本国内の意見はどうなっているのだと必ず上から聞かれるからなにか書類をでっち上げておけと言うことだったのかもしれない。
で、仮説としてはシーボルトが
a・天皇の同意を打診した。(寺崎を通してということですよ)
b・寺崎に相談して、こういうメモをGHQで勝手に作っておくからなと、口裏合わせをした。
c・メモは寺崎にも知らせず、シーボルトが勝手にでっち上げた。
余輩は可能性が一番高いのはc・で可能性がまったくないのがa・と考える。
一事が万事で、『国民が初めて知ることがこの本には詰まっている』と孫崎が自慢げに言うのは、すべてこの手の怪しげなことなのかもしれない。
特に笑えるのはシーボルトのメモの後半だ。長期租借だとか擬制だとか細かい制度的な、担当者しか言わないような言い回しで天皇が具体的に希望を述べたという下りは、ついに馬脚を現したという感じがする。こういうメモを読んだらそのくらいのことはすぐに頭に浮かばなければ学者とは言えないのではありませんか。
天皇が沖縄は米軍が永久占領してくれと言ったという。根拠もなにもない。これが外務省の局長か。
不敬、気違い、無能の見本だ。税金でうまいおまんまをtらふく食わせ高級ワインを飲ましてやっていたと思うと腹がたつ。
進藤栄一という大学の教師がアメリカの古い公文書から発見したというのだ。読んでみると、マッカーサーの政治顧問シーボルトの覚え書きだ。『天皇の顧問寺崎英成氏が、沖縄の将来に関する天皇の考えを私に伝える目的で尋ねてきた。寺崎氏は、米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が強く希望していると言明した。、、さらに天皇は、沖縄(および必要とされる他の諸島)に対する米国の軍事占領は、日本の主権をのこしたままでの長期租借(25年ー50年、あるいはそれ以上)のフィクションに基づいてなされるべきだと考えている』。フィクションには孫崎氏は擬制という訳を当てている。
メモは天皇の自発的意志でGHQに意見を伝えたように読める(あるいは工夫されている)。そんなことがあり得るのか。もし思っているとしたら孫崎は気違いだろう。あり得ると思うなら、その理由を読者に説明しなければならない。
このメモだけで天皇が米軍に沖縄を永久占領してくれと依頼した証拠になるのか。よく考えろよ。
マッカーサーの顧問がそういうメモを残したというだけだろう。裏を取ってから結論をだすものだよ。元外務省情報分析課長君。
その頃は寺崎氏も存命だったんじゃないかな。進藤氏は寺崎氏に確認したのかね。
まず、内容からして天皇が自発的にそのような発言をすると考えるのは気違いしかいないだろう。では強制されたのか。
1947年当時の状況からすれば一応あり得る。その場合、脅迫に基づく意見の強要は「関与していた」というべきではない。そう答えろと強要されていたことはあり得ることだ。
一番あり得るのはマッカーサーが本国から言われて沖縄の半永久的占領(2012年の状況と同じ)のための仕事をしていて、部下に天皇はなんて言うかな、とか言ったかもしれない。あるいはこの永久占領が本国の命令であれ、GHQの考えであれ、日本国内の意見はどうなっているのだと必ず上から聞かれるからなにか書類をでっち上げておけと言うことだったのかもしれない。
で、仮説としてはシーボルトが
a・天皇の同意を打診した。(寺崎を通してということですよ)
b・寺崎に相談して、こういうメモをGHQで勝手に作っておくからなと、口裏合わせをした。
c・メモは寺崎にも知らせず、シーボルトが勝手にでっち上げた。
余輩は可能性が一番高いのはc・で可能性がまったくないのがa・と考える。
一事が万事で、『国民が初めて知ることがこの本には詰まっている』と孫崎が自慢げに言うのは、すべてこの手の怪しげなことなのかもしれない。
特に笑えるのはシーボルトのメモの後半だ。長期租借だとか擬制だとか細かい制度的な、担当者しか言わないような言い回しで天皇が具体的に希望を述べたという下りは、ついに馬脚を現したという感じがする。こういうメモを読んだらそのくらいのことはすぐに頭に浮かばなければ学者とは言えないのではありませんか。