東方のあけぼの

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自民党総裁選挙、石破と二階

2020-08-31 09:19:59 | 国際・政治

 菅官房長官が出馬という漏れが二階派からあったらしい。

それで石破氏の形勢が悪くなったというのがもろもろの「解説者」諸君の意見らしい。

 何日か前のニュースで中国は石破氏を右翼的だと論評している。しかし思い起こしてみると、もともと石破氏が外交で何を考えているか興味はなかったが、改めて思い起こしてみると彼の外交的な立場、主張がどういうものか聞いたことがない。漠然とした印象でリベラルかなと思っていたがね。

 石破氏については内政についても諸問題についてどういう考えなのかまったくわからない。

やり方にいちゃもんを付けるのが彼の特技という印象しかない。考えの中身があるのか、ないのかわからない。

 ある馬鹿な政治評論家は総裁候補になるくらいな人物は本を書いて自分の主張をアピールしろと言っていた。こんな気の抜けた話はない。一般国民はそんな本なんか買わないよ。

政治家はマスコミへの露出が多いのだから機会をとらえて発信すべきである。その意味で石破は何を考えているのかわからない。

 そこでだ、石破は二階に接近して支持の取り付けを図っていたらしいが、親中派(アメリカのシンクタンクの分類による)の二階に習一派から指示があったと考えられる。石破はやばいと。それで二階は石破をやめて菅にスイッチしたと考えるのが妥当である。

 菅が豹変して二階に取り込まれなければ、菅暫定というのはある。今回の新総裁は来年の9月までということであれば、二階の狸じじいに丸呑みされなければ、コロナ対応などで経緯を心得ている菅という線はあるだろう。しかし、狡猾な二階は菅の完全の取り込みを図るだろうから、大きな危険をはらんでいるとも言える。