警察は山上容疑者の精神鑑定を行うという。この動きに姑息な政治的判断が絡まっているような気配がある。彼ら(警察、検察)は統一教会に対する恨みから安部元首相にターゲットが変わった山上容疑者の供述がつながらないというらしい。そうかな、新聞で報道されていた供述内容からするとそんなに首を傾げるところはない。むしろつながらないとするほうの精神鑑定が必要ではないか。
どうも、自民党あたりが事件のパブリシティ量を抑え込もうという政治的動機があるのではないか。仮に、精神鑑定で不起訴となれば、マスコミ提供の情報はThe Endとなる。これが起訴されて裁判になれば相当長期間にわたりマスコミ報道の対象となる。そのたびに自民党との怪しい関係が喧伝される。自民党は裁判なしにしたい。これが妥当な解釈のようだ。
ま、精神鑑定は手順としてはある。弁護側がそれを要求する可能性はある。しかし、当局が早々と精神鑑定を持ち出し、しかもマスコミを通して世論を誘導しようとする気配が濃厚である。
自民党の報道されている代議士は断片的に「いいわけ」をしているが、自民党として、党としての責任ある説明はこれまで一切ない。これは許されないことである。そして「精神鑑定」に逃げ込んでマスコミ報道を「結果的に」抑え込もうと画策するなど、破廉恥犯罪の容疑者がとる行動パターンと同じである。