東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

三系統あるスポーツ・ドラッグ

2016-03-14 09:34:14 | 大相撲
大相撲が始まった。琴奨菊のバンデッジは眼に余る。このごろ、荷役作業でより大きな負荷に耐えられる様にロボット工学を利用した器具が開発導入されているが琴奨菊の膝のサポーターは治療目的では全くない。素手で戦うのが相撲の美学だがどうして相撲協会はあれを見逃すのか。

また、舞の海さんが指摘していたが琴奨菊の回しは異常に硬く締めてあり、相手の指は入らないだろうという。舞の海さんはそこまでしか言わないが、これは相撲の重要な多くの手を封じるもので本来許されないことではないか。

もっとも素手で戦うといっても回しは不可欠な伝統である。ボクシングのパンツやレスリングのタイツで相撲をしたら、一場所終わる前に全員腰痛かぎっくり腰になっている。

港の荷揚げ人夫がさらしを腹にまくのも同じ理由からである。人によってはベルトをかたく締めるだけでもぎっくり腰対策になるという。回しは伝統だし、ぎっくり腰対策だからいいだろう。

つぎは白鵬、信じられないような弱さが目立った。まるで薬の切れたようだ。この最近の激変は体力の加齢による衰えでは説明出来ない。体力の衰えは徐々にくるものだ。 35枚の優勝額の権威を守るためにも相撲協会は確認をする必要がある。なにもなければそれでいいのだから。

モンゴルはかって外モンゴルといったのではないか。冷戦が終わるまでは実質ソ連の支配下にあった。いま世界で旧東側陣営選手のドーピングが相次いで摘発されている。その余波は世界的な規模で影響をもたらしているのではないか。

ドラッグには素人の私が理解しているかぎり3系統ある。一つは筋力向上目的のステロイドなど。二つ目は持久力向上を目指すもので今回のテニスのシャラポワ選手の薬、サッカー選手等も使うとしたらこの系統だろう。最後に瞬発力を強めるもので、覚醒剤などがある。瞬発力の向上が有効なのは相撲、野球(特に打者)であろう。これは強力な発汗作用を伴うという。そういえば、立ち会い前の発汗が目立った白鵬だが最近は汗をかかなくなった。

ここ何日かスポーツ・ニュースで卓球やバトミントンで日本選手が中国選手を破る快挙が続いている。これも余波の一つかも知れない。ドーピングの締め付けが強化されているからね。


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