東方のあけぼの

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攻撃を前提にした大演習ってあるの?

2022-03-14 20:12:53 | 政治(内政、外交、軍事)

?マークは軍事のド素人だからつけたんだが。攻撃侵略の第一段階として「大演習」というのは軍事常識に反するのではないか。プチンスカヤのやることは滅茶苦茶のように思われる。
大規模な軍事演習と言うのは防御的なものではないか。相手が攻めてきたらひどい目に遭いますよという威嚇ならわかる。侵略の第一ステップにするなんて逆だろう。相手は当然防御の態勢を固める。特に今回のロシアの威嚇的演習は一月弱も続いたんだろう。ウクライナも体制を整える十分な時間があった。西側も非公式レベルで最新鋭の武器供与や軍事指導、作戦指導を行うだろう。具体的に言えば、アメリカが強力な軍事顧問団的な役割を果たしていたに相違ない。
時代遅れのおんぼろ兵器で数だけはそろえていたロシア軍が苦戦するのは当たり前だ。
かって日本陸軍で、関東軍特別大演習(関特演)というのを満州でやった。これはあくまでも防御的な示威行為であった。ソ連はソ連最強の大兵力を極東シベリアに展開した。そこをついてヒトラーがソ連に攻め入った。そしてモスクワ近郊まで攻め込まれたわけだ。その時にソ連は日本軍対策に張り付けていた最強兵力を欧州に送り返してドイツ軍への反撃を開始した。ソ連がシベリアに張り付けていた兵力を欧州に送り返したのは、同国のスパイであるゾルゲや協力者の朝日新聞記者尾崎秀実が日本政府首脳から得た情報である。つまり日本の進出の方向は東南アジアの資源地帯であり、ソ連には向かわないといういわゆる南進政策の情報を得たからであった。
こののち、ヒトラーは守勢に転じた。ソ連、今のロシアでもゾルゲは偉大な英雄として尊敬されている。協力者の尾崎の墓のある多摩墓地にはロシア人の参詣者が絶えない。

2022年三月十七日

若干の補強:ロシアが侵略に使った戦車は相当旧式らしい。だからウクライナに供与された対戦車ミサイルの前にイチコロなんだろう。衛星写真で戦車の大群が撮影されてtVで放映されているが、アメリカの軍事衛星は民間TVの数千倍の精度で映像をとらえているはずだ。そこで戦車の型式も分かる。それに最適のミサイルを供与できる。

ロシアはそれが分からないのかな。軍事演習と言う示威行為にはおもちゃみたいな戦車を何万輌並べてもいいが、侵略時には最新鋭の戦車を投入するのが軍事的な常識じゃないかな。それをアメリカの偵察衛星に一か月以上さらし続けた戦車を使うなんて幼児にも劣る知能と言わなければなるまい。

おまけに戦車群の移動方向とか位置も民間GPSの数千倍の精度を持つ軍事衛星GPSで捕らえていて、リアルタイムで地上のウクライナ軍に連絡されていた可能性もある。こうなれば、おもちゃの戦車を相手にしているようなものだ。今回の戦況を見るとロシアの軍事力は幼児のレベルにあるようだ。

だからどうしようもなくなって、第二次大戦で使ったような大砲でメクラメッポウに撃ちまくることになる。



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