東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

バカもの(ワカもの)文化から情報システムへ:1

2015-10-16 08:27:22 | ITと情報システム
現代の若者は戦前のことを知らないから「軍国主義」という言葉を勝手に解釈する。軍国主義の最大の特徴は「軍事官僚主義」である。現代軍隊に当たる官庁は厚生労働省である。予算規模が最大であるという意味では。彼らの錦の御旗は天照大神ではなく、アジアの解放者でもなくて「福祉」である。水戸黄門の印籠のようなものである。

この印籠が目に入らぬか、
ヘヘー

てなものである。

軍事官僚は政治家の容喙を許さない。政治家が介入してくれば「黙れ」と一喝すれば済むのである。いまでも同じことである。ただ「黙れ」と直裁にはいわない。これが文明という物らしい。

軍事官僚集団は陸軍海軍大学出のエリート官僚である。将軍への道が開かれている。第二級高級官僚は陸軍士官学校、海軍兵学校卒業で陸軍、海軍大学の入試に失敗した者達である。原則として大佐で昇進はとまり将官にはよほどのことがないとなれない。逆に言えば大佐までは誰でもなれる(今の官僚制度と同じだ)。

これを支える手代は、古参兵上がりの下士官である。今で言えば高卒ノンキャリアでうまく立ち回った連中である。これらがヒエラルキーを構成して軍事官僚制度を維持する。軍事イデオロギー等はそこらの若造が見繕って売り込んでくる。

こんどのマイナンバー制度汚職で捕まった、なんとか言う室長補佐(この役職名も珍妙だ。古参兵下士官にしゃぶらせるあめ玉なのだろう)は典型的な兵隊叩き上げの異能の古参兵下士官である。とはいっても酒保に出入りする業者には将軍以上に権力を振るう。戦前からなにも変わってはいないのだ。

さて若者文化とはなんぞや。チカチカドンドンのIT文化である。以下次号


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