欧米のコロナ患者数の規模には驚くが、とくにアメリカの感染状況はひどい。アメリカは一応医療先進国と見なされている。この認識がそもそも間違っているという考え方もないことはないが。
一応医療先進国と見なされているアメリカでの途方もない感染拡大の原因はトランプ政権の一見放置政策と見える対応(無対応)が原因なのか。医療体制がもともと脆弱なのか。あるいはどこかに根本的な医療制度の欠陥があるのか。
最近ではアメリカの一日の新規感染者数が十数万人と言う。それは検査体制の充実を意味しているのか。皮肉を言うわけではないが、毎日あれだけの膨大な数を把握集計する能力には頭を下げなくてはならないだろう。
日本での毎日発表されている感染者数が少ないのはなぜなのか。アメリカや欧州あるいはその他の感染者の多い国とくらべて日本は桁が違う。これは言われているように検査数の総計が少ないからなのか。しかし死者数の少ないことから推測すれば、やはり日本の感染率は少ないのだろう。
とにかく、検査を受ける人間の総数が日本はけた違いに少ないことは間違いないだろう。それと毎日の発表を見て、釈然としないのは、どういう経緯で受診に来ているかの統計が、つまり内訳が発表されないから、狐につままれたような気がする。
設問はこうである。『なぜ受診するのか』
受診には強制的あるいは検査側の積極的なアプローチによるものと、受診者がわの自主的なアプローチによるものとがあろう。
1:強制的なのは、いわゆるクラスター周辺の濃厚接触者への検査であろう。
2:受信者側からの自発的アプローチは
A;自分に何らかの症状が出ているので心配になって、たとえば風邪気味、臭覚異常
B;まわりに感染者がいるので何となく不安になって
C;何となく不安で
その他にも数字を把握すべきケースがあるだろうが、これらの数字を毎日の感染者数と同時に発表してもらわないと、感染者の状況がピンとこない。