北のミサイル発射予告日になったが、米朝合意がらみでどちらがパカか、判定が難しい。
いかにもアメリカがお人好しでいつもの通りだまされているばかりのように見えるが、そうなのか。一本取ったのはアメリカなのか。
ミサイル実験はしないと約束したから食糧支援を合意したそばから、北に約束を破られた、同じようなことがこれまでにも何回かあった。アメリカがだまされたというんだが。
こういう見方もある。
アメリカは『衛星』発射の計画を知っていた。或いは北から知らされていた(合意前に)という情報もある。ああいう国だから計画の変更も困難だ。それを承知で無知を装って合意したと言うのだね。
だから、合意は衛星発射もしないという前提で認めたから、食糧支援は最初からするつもりはなかった、というのは有力な見方だ。
このシナリオがアメリカに有利な点はいろいろある。
*まず食糧支援などしなくてすむ。
*北が危険であるということを世界に印象づける。
*北が約束を守らないという印象を世界に植え付ける。
*実験させることによって北の実力を把握出来る。情報収集の正確さが増す。
*日本などのイージス艦やパックスリーの販売を伸ばせる。
つづく