東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

支那は現在の自国の行動を軍事行動と見なしている

2012-09-19 08:14:36 | 国際・政治
前回触れたパネッタと支那国防相の共同記者会見で支那国防相は「必要なら更なる行動をとる」と言明した。
すなわち現在の漁業監視船やら支那コーストガードの尖閣接近は軍事行動の一段階と見なしていることを世界に対して明確な形で認めた。

野田首相は左様心得て対処されたし。




アメリカに尖閣諸島を守る気はない

2012-09-19 07:51:32 | 国際・政治
パネッタ国防長官は、イタリア系ユダヤ人かな。名前はイタリア系だ。あの鼻はジューだね。
日本に来て北京に行った。何をしに来たんだ。このブログで再三書いたが、日本のマスコミの程度はひどすぎるね。
尖閣は日米安保の対象と『言った』とマスコミは報道した。そういっていました、と言う報道の仕方。いくらでも嘘が取り繕える。素直に読めば会議の参加者の誰かが記者に『話してくれた』はなしということなんだろう。誰が言ったんだ。不明である。こんな報道を平気でするな、何回も。

パネッタは一度もマイクの前に立たず、単独でも共同記者会見も行わなかった。つまり無言のまま去ったのである。『よくも『尖閣は安保の対象と言った』なんて記事が書けるな。

ところで、パネッタは北京にひょっこり現れて支那の国防長官と共同記者会見をした。NHKではパネッタの発言はなし、絵だけ。支那との会談で『尖閣は安保の対象』なんてほのめかしもしなかったろう。それで沖縄防衛には必要の無いオスプレーを押し付けるなんて虫がよすぎるぜ。森本防衛大臣も親米売国奴ぶりを発揮して、わざわざ太平洋を越えてアメリカの国防相が来たというので、恐れ入って『オスプレー』OKと言わされた。

野田首相の尖閣対応には跛行性があるね。




ぼったくりバーに飛び込んでいく馬鹿

2012-09-16 20:24:53 | 国際・政治
シナに飛び込んでいく企業を見て思うんだが、過去に何回も今回の暴動のようなことがあったのに、シナに進出する企業があるのが理解出来ない。

なにかいい目が見られるんじゃないかと、暴力バーの客引きにつられてぼったくりバーにすけべ根性を丸出しにし
て入っていく客と同じに見える。

韓国に行く企業も同じだ。福沢諭吉も言っている。アジアの悪友とつき合ってはいけないのだ。






国連軍をシナに展開せよ

2012-09-16 09:56:43 | 国際・政治

第二次北清事変を準備せよ。第一次北清事変は1900年。義和団事件ともいう。

西大后をはじめとする清朝政府が背後から大衆運動をあおり、暴徒を使いシナ全土で西欧の教会、商社、居住者をら略奪させた事件。日本、ロシア、西欧の連合軍が北京を占領し、暴徒を鎮圧した。

歴史を鑑としするシナは教訓を二度学ぶ喜びを味わうだろう。

日本は国連安全保障会議の開催を要求して国連軍の派遣を提案せよ。


石原伸晃の発信力

2012-09-14 06:37:23 | 国際・政治
自民党の総裁選挙に石原伸晃が出るというのも驚きだった。事情通ではない当方としては。
テレビに露出していて好感度があるというんだが、彼が何を言ったかという記憶に残るものが無い。可もなく不可もなし、の屁みたいな発言ばかりしていた印象だ。担いだ連中の思惑というものセンスが無いような気がする。

さて、総裁候補になってからの発言、これが今までの印象と全然違う。気持ちが悪いくらいだ。昨日もサテイアンがどうのこうのという発言が取り上げられていたが、発言にインパクトは突如出てきたが、超ネガテイブなものばかりだ。この落差は大きい。

聞くところによると、じじい専門のホストのようなところが長老たちにうけているんだってね。久しぶりに古賀とかいう男の凶相もテレビで見た。




-150ページあたり

2012-09-13 20:02:57 | 国際・政治
孫崎享「戦後史の正体」4:

この人の推論には条件から結論を導く過程にミッシングリンクが多い。それが読みにくい原因の一つだろう。150ペジあたりまででもいくつかある。必要なら例をあげてもいいが。前回の天皇の意向云々も一例である。156ページの最初の段落と二番目の段落は結びつく必然性がないのも他の一例。

1・Aであり、Bである。
2・だから結論はCである。

孫崎氏にはBがない。Aであるから(いきなり)Cである。一種のトートロジーにすぎない推論が多い。
かれが初歩的な論理的推論に慣れていないのか、Bがあるのだが、読者を馬鹿にして隠しているか、どちらなのだろうか。

さて、安保条約、行政協定の改定(1960年)あたりの解説は彼にしては分かりやすい方だ。ついては当初の安保協定、行政協定を付属の資料に入れた方がいいね。現条約(1960年)は六法全書にあるが、旧のほうはないからだ。もしスペースがないならポツダム宣言を削るさ。ポツダム宣言は六法全書にある。

降伏文書は資料を探すのが大変だから入れておいていいだろう。




今晩のおかずは86-88ページあたり

2012-09-12 20:48:57 | 国際・政治
孫崎享の「戦後史の正体」の三だ。

天皇が沖縄は米軍が永久占領してくれと言ったという。根拠もなにもない。これが外務省の局長か。
不敬、気違い、無能の見本だ。税金でうまいおまんまをtらふく食わせ高級ワインを飲ましてやっていたと思うと腹がたつ。

進藤栄一という大学の教師がアメリカの古い公文書から発見したというのだ。読んでみると、マッカーサーの政治顧問シーボルトの覚え書きだ。『天皇の顧問寺崎英成氏が、沖縄の将来に関する天皇の考えを私に伝える目的で尋ねてきた。寺崎氏は、米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が強く希望していると言明した。、、さらに天皇は、沖縄(および必要とされる他の諸島)に対する米国の軍事占領は、日本の主権をのこしたままでの長期租借(25年ー50年、あるいはそれ以上)のフィクションに基づいてなされるべきだと考えている』。フィクションには孫崎氏は擬制という訳を当てている。

メモは天皇の自発的意志でGHQに意見を伝えたように読める(あるいは工夫されている)。そんなことがあり得るのか。もし思っているとしたら孫崎は気違いだろう。あり得ると思うなら、その理由を読者に説明しなければならない。

このメモだけで天皇が米軍に沖縄を永久占領してくれと依頼した証拠になるのか。よく考えろよ。

マッカーサーの顧問がそういうメモを残したというだけだろう。裏を取ってから結論をだすものだよ。元外務省情報分析課長君。
その頃は寺崎氏も存命だったんじゃないかな。進藤氏は寺崎氏に確認したのかね。

まず、内容からして天皇が自発的にそのような発言をすると考えるのは気違いしかいないだろう。では強制されたのか。
1947年当時の状況からすれば一応あり得る。その場合、脅迫に基づく意見の強要は「関与していた」というべきではない。そう答えろと強要されていたことはあり得ることだ。

一番あり得るのはマッカーサーが本国から言われて沖縄の半永久的占領(2012年の状況と同じ)のための仕事をしていて、部下に天皇はなんて言うかな、とか言ったかもしれない。あるいはこの永久占領が本国の命令であれ、GHQの考えであれ、日本国内の意見はどうなっているのだと必ず上から聞かれるからなにか書類をでっち上げておけと言うことだったのかもしれない。

で、仮説としてはシーボルトが
a・天皇の同意を打診した。(寺崎を通してということですよ)
b・寺崎に相談して、こういうメモをGHQで勝手に作っておくからなと、口裏合わせをした。
c・メモは寺崎にも知らせず、シーボルトが勝手にでっち上げた。

余輩は可能性が一番高いのはc・で可能性がまったくないのがa・と考える。

一事が万事で、『国民が初めて知ることがこの本には詰まっている』と孫崎が自慢げに言うのは、すべてこの手の怪しげなことなのかもしれない。

特に笑えるのはシーボルトのメモの後半だ。長期租借だとか擬制だとか細かい制度的な、担当者しか言わないような言い回しで天皇が具体的に希望を述べたという下りは、ついに馬脚を現したという感じがする。こういうメモを読んだらそのくらいのことはすぐに頭に浮かばなければ学者とは言えないのではありませんか。





70ページプラスゼロ戦後史の正体

2012-09-12 08:01:55 | 国際・政治
孫崎享著「戦後史の正体」書評2::

昨日とても読めたものではない、と書いたが少し補足、分かったこともあるので。下手な文章でとても読めたものではない、と書いたが、これじゃあまりにも愛想がないと反省。

その後思い当たったんだが、ああいう文章はかって左翼や共産党の連中が若者や学生を誘い込む時の猫なで声にそっくりなんだ。特に吉田茂のところの感情的単語連発の文章はそのころの左翼の勧誘言葉そのものだ。なんとかして東側陣営に引きずり込もうとしてアメリカを非難する時の口調と瓜二つ。

そこでインターネットで孫崎さんのことを検索してみたが、環球時報だったかな、支那のメデイアのインタビューで尖閣の国有化はよくない、なんて答えているんだね。あれは日本の領土と断言出来ないとまで言っている。今月の文芸春秋でも同様のことを書いている。

アメリカが戦後ずっと汚い手、圧力を行使してきたことは否定しないが、だから支那に寄りかかろうという子供染みた発想はなかなか出来ないものだ、まともな人間には。東アジアの悪友と手を組んでは行けないと福沢諭吉も忠告しているではないか。

アメリカと組むしかないのは明瞭だが、アメリカの言いなりになっていいという理屈は無い。それなら政治家はいらない。執事だけでいいわけだ。アメリカを牽制するなら東アジアのチョン・チャンという悪友を使うのは厳禁である。
その辺が分からないのが田中角栄、小沢一郎、鳩山由紀夫の程度の低さだ。自民党もおんなじだけどね。

もし、牽制につかうならロシアしかない。使い方が難しいがね。








孫崎亨「戦後史の正体」

2012-09-11 22:55:06 | 国際・政治
進行形書評:全体で370ページほど、現在70ページあたり。
著者は元外務省情報局長で退官後防衛大学の教師もしたらしい。

最近インターネットで小評判になっているというので買ってみた。

「高校生でも読める」と著者は胸をはるが、とても読み難い。1945年から2012年までの日米関係史を書こうというのだから(370ページで)相当の文才がいる。本全体の構成を考えることも文才のうちにいれて。

ワン・シッテイングで70ページ。興味索漠として巻を置く。終戦直後の記述、そうかなとも思うし、そうだろうか、と思う。あまりにも単純だ。

70ページでまだ1947年あたりをうろうろ。著者はいくつかなと見ると1943年生まれ、まだ本人が3、4歳のころだ。資料分析なら年齢は関係ないだろうが、時代を生き生きと活写するにはちと無理がある。

当方が一番知りたいのは高度成長期の繊維摩擦や自動車摩擦などの経済摩擦にアメリカがいかに汚い手練手管を使ったのか(素人にはそのように見えた)、冷戦終結後のクリントンのときに一番ひどかった日本たたきの内情などだ。目次を見るとこの期間に充てているのはせいぜい20ページだ。ひどいじゃないか。この頃は孫崎さんも役人として油の乗り切っていた頃で一番詳しく書けるところだろう。

そこをすっぽかすなんて。おそらく自分や同僚が直接関与したから、書きにくいというのだろう(聞かれればそう答えるに違いない)。それはないんじゃないの。

それから巻末に年表があるが、人名だけで、その時の日米問題、係争問題が入っていない。それが一番重要なんじゃないのか。

ま、このごろの若い連中は日本がアメリカと戦争したことも知らないというから、ある程度の意味はあるのかもしれない。

従軍慰安婦なんて日本の専売特許みたいにヤクザのゆすりのように利用する国があるが、日本にも至る所に米兵用の慰安所があったということを勉強するのもいいだろう。俺の町内にも将校用の慰安所があったものな。