俳優のメル・ギブソンが、イスラエルがレバノンに砲撃をしたのを見て、「イスラエルにも責任がある」という趣旨の発言をして、アメリカでパッシングにあっている。同時多発テロで、自らの身を挺して攻撃を受けるのを見て、「アメリカがこれほどまで恨まれる理由を知りたい」と発言して、各方面からバッシングにあったCBSのキャスターのことを思い出した。メル・ギブソンは謝罪したし、最近亡くなられた件のキャスターは、この発言で過去を穿り返されてかなり苦労したようである。どちらも、真っ当な発言であるが、アメリカには言論の自由などないことが、証かされた事件といえる。
中東のテロ国家と名指しした国へ、大量の兵士と兵器で侵略したアメリカが平然と「自由 と民主主義」を持ち込むと、大見得を切った。ブッシュはコメディアンではない。彼は真面目に、兵隊を送ったのである。力の政策はイランでは、反米のアハマネジャネド大統領が選出され、パレスチナではハマース政権が選出された。いずれも民主的な手段で選出されたものである。さらにレバノンではヒズボラが国民的は評価を高めつつあり、シリアでも反米感情が高まりつつつある。武力から民主主義も自由も生まれてはこない。
アメリカは恨まれる理由を自ら見つけ出し、名実ともに自由と民主主義の実践を世界に示す時である。加えてにBSEの全頭検査を実行して信頼を回復すべきである。
それは無理か?!