苫小牧の食品加工会社「ミートホープ」が、色んなことをやってくれたようである。コロッケは物まねかと思っていたが、偽装していたとは食肉業界の品性のなさを露呈した感がある。ばれそうになった時には、事故として保険金すら受けていたようである。
肉を混ぜ合わせる機械で「創意工夫賞」を、受けていたことに対して、ブラックユーモア賞を厚生労働省にやりたい気分でもある。
今回の事件を受けて、全国一斉の検査をすることになったが、結果が見物である。相当 数の商品の偽装が発覚することになるだろう。
湯沸かし器で、一社が責められていたが結局は、相当数の商品が同じような状態であったのが、発覚した。保険事業でも同じような広がりを見た。今回も類似のような結果が予想される。
市場経済最優先の現在のような体制では、こうした企業は後を断つことがないと思われる。何でも良いからとりあえず、安価なものを作り上げて外側だけの商品を作り出すのである。
農産物でも同じことが言われる。とりわけ、大量の穀物を給与されて生産される、我が国の畜産製品の卵、肉、乳製品は家畜の命を引き替えにした代償として得られたものである。本来の畜産製品の姿とは思えない。22日の朝日新聞で、こうした矛盾を取り上げ記事にしてもらった。