東電が溜まってしまった汚水を数日かけて、海へ廃棄し始めた。低レベルであり、ひび割れから数億倍もの放射性物質が漏れているので、低レベルだからこちらを公海にたれ流す。そして、汚染の高い水を貯蔵するとのことである。
昨日は、漏れ出ないように新聞紙を流したり色んな夾雑物を流し込んだが、漏出が止まらなかったとのことである。新聞紙?
公海にたれ流す、低レベルの汚染水は1万1500トンであるが、許容される量の100倍もある。
廃棄されるの汚染水が、東電の言うように低レベルかどうかは解らないが、対策が低レベルであることには間違いない。
右の図は、ドイツ気象局が予測した、放射性物質の広がり予測である。漁場の安全性など知りませんと言うことである。
毎日毎日、放射性物質の周辺環境への排出が止まるところを知らない。様々な汚染も広がる一方である。毎日同じニュースを流しているのかと思われるが、詳細にみるとそれぞれが新しい。汚染の拡大であるが、一般人は同じニュースが繰り返し報道されていると思いかねない。
東電に限らず、日本の電力会社は原発の安全性を、作り上げることに躍起であった。そのため、徒な対策をすると周辺住民に、余計な不安を与えると思ったのであろうか、現在やっていることを見ると、対策など考えていなかったことが解る。現在の取り組みは、全く低レベルのことしかやっていない。
高性能の放水車を借りたり、海水を大量に流したり、電源の確保すら初歩的な取り組みであったりと、どれもとても以前から考えていたこととはとても思えない。
つまり何も重要な対策など考えてこなかったことがはっきりと解る。今行っている対策は、きわめて初歩的で稚拙な、場当たり的な対策でしかない。
周辺の汚染と風評被害は長きにわたることが予測され、相当深刻である。チェルノブイリでは25年経っても、牛乳や農作物からセシュウム137が、許容レベルを上回っている発表されている。
酪農家や畜産農家が、どうなるのか心配でならない。現在牛乳は廃棄されているが、これを金額的に補償しても何の意味もない。廃棄牛乳の補償は当然であるが、これからも営農が継続できるかどうかが、最も大きな問題として残る。
営農が出来ないとなると、畜産農家から希望や夢などを奪うからである。未来を奪うことになる。口蹄疫と根本的に異なる。乗り越える山がないのである。
東電の会長は、事故当時はマスコミの連中を中国御接待旅行の最中であった。即座に入院した社長よりましかもしれないが、マスコミと自民党を抱き込むことばかりに社運をかけてきた、東電そのものが、低レベルでなかったか。
低レベルはたれ流しても良いのか。