そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

反原発運動を日本でも

2011-04-26 | 原発と再生可能エネルギー

 チェルノブイリ原発事故から、25年目になる今日、キエフでは大きな行事が行われた。しかし、メドジェイエフ大統領は、安全な原発が必要と発11042602 言している。

 ドイツでは全土で反原発デモが展開された。ドイツ全土60か所で約23万人の人が、原発反対のデモの隊列にに加わった。FUKUSIMAと書かれた、プラカードが目立つ。

 ドイツは元々原発には消極的で、再生可能なエネルギーの開発利用11042601 に積極的な国であった。メリケルが一時、原発に傾いてはいたが、FUKUSIMA事故で大きく原発から舵を切った。

 当事者の日本はと言うと、相も変わらず原発評論家が必要性を説いている。原発推進を掲げていたタレントも、口を封じたままで地震、津波の悲惨さを訴11042607 えている。

 火山国あるいは大陸プレートが交差する狭い国の日本は、真っ先に原発の危険性を認識して、脱原発への道を探るべきである。日本がいろんな意味での幅広い技術大国である。

 11042604 困難な課題をつくつけられると、必ず克服する道を見つけるであろう。安易に原発に依存した過去を反省するべきである。

 日本でも27日(日)に東京で反原発デモが呼びかけられている。どれほどの人が集まるか、そしてマスコミがどの程度の報道をするか注目したいところである。

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官僚体質の東電

2011-04-26 | 原発と再生可能エネルギー

 今ごろになって、 放射能飛散予測が示された。都合の悪いことは、出来れば黙っていようとするのが、この国の官僚志向である。都合が悪いのは、お役人にとってであって、国民にとってではない。ばれるまで知らぬ半兵ぇを決め込む。

 その結果として、なるべき事故を過小評価して、なんとかその場を取り繕うと必死になる。これは少なくともリスク対策としてあってはならないことである。最大評価する畜産の防疫基準とは大違いである。

 東電、官邸、安全委員会、評論家、学者の全てが、最小評価を繰り返している。昨日の北海道新聞の、金子勝氏の「暴かれた無責任体質」は、見事にこの辺りことを整理している。引用文献は割愛するが、それらのことを列挙して見る。

 福島原発は津波以前に「冷却材喪失事故」が起きていた疑いがある。地震当初のデーターが出ていない。津波でやられたが、地震には耐えたという彼らの論理が、ここから引き出された。

 海水注入は異常値が示されたかなり時間が経ってからやられている。これに関しては、全く思考停止の、自衛隊ヘリの空中散布の失敗、機動隊の放水車消防車ともに失敗。何の予備演習もなく知識も持っていなかった。

 何の根拠も示されず、原子力安全委員会が突如レベル5から7に上げた。マグニチュードも何度かあって9に格上げされた。そして東電も原子力安全委員会も原子力学会も、「想定外」の大地震による津波のためとした。

 「想定外」の地震はこの1000年少々の間に、3度はあったようである。想定外にしなければ、原発は作れなかったことがうかがえる。恣意110426的で作為性のある、見込みがうかがえる。

 電力会社幹部には当然のように経産省出身者がいる。経産省は保安院を通じて規制をかける一方で、同じ庁舎内の資源エネルギー庁舎内で振興策を打ち出す。つまり同じ仲間が、振興しチェックするのである。

 原発安全神話を作り出した、メディアも同じである。報道統制の事実には夥しいほどの資料がある。電力会社は巨大なスポンサーとして、多くの芸能人やスポーツ関係者を抱き込み、安全を吹き込ませている。

 そして、海外メディアが放射能飛散の予測データーを出しているが、ほとぼりが醒めた今ごろになって、数千枚の予測図の内の2枚をようやく開示した。

 こうした官僚体質は、水俣病についてもあるいはその後の多くの、政府に責任がかかるような事件の全てについて、同じことが言える。出来れば最小限の、資料開示で終わらせたいのである。

 官邸の発表が信頼されず、多くの国の大使館員が退去したり帰国するのも当然である。

コメント (4)
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羅臼港

春誓い羅臼港