そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

外交努力はゼロでミサイル発射を煽る自民党政権

2023-08-16 | 朝鮮半島
この表は、北朝鮮(朝鮮民主主義共和国)が発射したミサイルの数と質である。明らかに日本の政権の動向と連動している。民主党政権時代はゼロであるが、直前の麻生太郎時代に際立っているが、安倍政権になってそれを凌駕している。
安倍政権時代には、北朝鮮のミサイル発射による、「”危機突破”総選挙」までしている。日本海側の小学生たちに、役場職員なども動員して集団で頭を抱えてしゃがませたり、ドカンに入ったりという訓練までさせている。
流石に一兆円もするイージスアショアなる、迎撃ミサイル施設は機能的に使いものにならないことが分かったのか頓挫した。
ミサイル攻撃に対する訓練をするなら、日本海にズラッと並んだ数十基の原発周辺でやるべきである。(訓練しても意味ないけど)
北朝鮮は暴発国家ではあるが、侵略国家などではない。そんな能力も機能も思想も持ち合わせていない、世界最貧国の独裁国家である。
この国が望んでいるのは、経済援助であるし、食料援助であるし、その他の技術援助などである。北朝鮮の核兵器とミサイル開発を阻止することが目的で、六者会議が行われていた。(注六者とは:日本、アメリカ、中国、南北朝鮮、ロシアである)
金正日時代のことであるが、何を裏で行っていたかなど怪しい部分はあるが、少なくとも核もミサイルも実験などしていない。公に原発を爆破して見せたりしていた。
現在は当時より食料はひっ迫していると思われる。若い指導者には国民に十分な食料を供給しようという意思が見えない。危機を煽って、政権基盤を盤石にすることに躍起である。
こんな時であるからこそ、政治的な交渉が重要なのである。トランプが意味不明の会談を金正恩と重ねている間、成果などなかったがミサイル発射は制御されていた。
政治的、外交的努力を自民党政権は、とりわけ安倍政権は怠ってきた。それはは明らかに、日本に危機が欲しかったとしか思えない。危機の存在をあからさまにして、軍事強化を図ろうと国民に訴えたかったとしか思えない。そしてその成果は、アメリカに後押しされて、5年間で43兆円増やさなければならない。
自民党政権は故意に北朝鮮に、核とミサイルの開発をさせた結果、アメリカが十分満足するような、軍事国家への道を開いたのである。

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