そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

異常気象は暴風雨に洪水に止まらず山火事を止めることも出来ない、水攻め火責め

2023-08-11 | 気候変動

アメリカのハワイ州マウイ島で発生した山火事の被害が拡大し、死者は80人に及んで(12日現在)、避難者は1400人を越えている。更には連絡が取れていない人が、1000名を越すようである。
火災発生時に警報のサイレンが作動しなかったとか、消火の不適切などが指摘されているが、木々が青々津するこの時期これ程の火事が発生し広がることが異常である。
バイデン米大統領も「大規模な災害」にあたると暢気なことを言っている。
今回の山火事が拡大した主な要因は、地面の乾燥、ハワイの南西数100kmのハリケーン「ドーラ」による強風、そして燃えやすい低木や草の密集があるとみている。
 今年ハワイ州の80%超が「異常に乾燥」、約15%が「中程度の干ばつ」、3%弱が「深刻な干ばつ」とされている。ここ数カ月はとくに乾燥し、過去1年には州の100%が干ばつに見舞われたことが2回あった。昨年の今ごろは州の95%超が異常な乾燥または干ばつとされていた。8月としては、2015年以降11.5~68%強で推移してきた例年と比べてもかなり高い割合である。
おまけに燃えやすい外来種の樹木を植樹していたとのことである。
地球温暖化は、大水に干ばつと大水害に山崩れ、南方は変わりないかと思われたが、旱魃による山火事が起きている。異常気象は地球のうめき声かもしれない。経済効率ばかりを負い続ける人類への警告なのであるが、政治は一向に構わず『今だけ、金だけ、自分だけ』に奔走する。
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