トランプは共和党の大統領候補の正式指名を受けて、副大統領候補に39才の若いオハイオ州選出の1期目のJ・D・バンス連邦上院議員を指名した。指名演説は1時間半に及び、以前の悪者探しというか、民主党候補を名指しで非難することもなく、何と国民の半分の指示ではだめだ、全国民の支持が必要とまで述べた。分断から融和、結束、協調へというのである。
襲撃事件を可能な限りトランプは党大会に利用した。屈しないトランプの演出に大いに役立った。上図は大会の演壇でにいるトランプが点にすら見える。トランプは穏健派に転じたのかは、言葉尻からは見ることも出来ない。この男は平気で前言を撤回するからである。
外交が大きく変わるだろう。どう変わるかも良く分からない。対中国とウクライナの姿勢が注目される。トランプはウクライナ戦争を終わらせると豪語するが、中身は何もわかっていない。ウクライナに東部四州を諦めさせるとの噂であるが、今日ジェレンスキー大統領と話し合っている。
中国とは、関税を上げる古典的な対策をするように見える。米中が相互の最も翁貿易関係にあることをどのように断ち切るかである。TPPなど各種の協定などからの離脱や脱退で世界は混乱するであろう。
政治的にはNATOの離脱や、中東や台湾や中国の海洋進出にも無関心で、手をだ差ないかもしれない。フィリッピンやベトナムに勝手に交渉しろ言いだすかもしれない。襲撃後のトランプは殊勝になったかに見えるが、円実にはおどしだけで終わるかもしれない。
米朝関係が暗示的に思える。何をしたいのか分からないが仲良くなる。それはそれでいいかもしれない。
バイデンは大統領候補から離脱することになるであろう。バイデンは自身の抵抗が老害と気付くはずであるが、それはより一層深刻であるといえる。
余程の人物が出てこない限り、民主党の勝利は難しいだろう。