そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

日本の自動車産業を支えてきた周辺は行き場がなくなるであろうが

2024-12-18 | 格差社会
日産と本田が統合に向けて会議を重ねるというのである。日本の自動車産業は徹底的にあらゆる側面から、政治的大きな支援の下に成長して来た。自動車産業は外貨を稼いだ。日本は世界第二の経済大国になったのは自動車産業だと言っても構わない。アメリカのジャパンパッシングでは、報道陣の前でハンマーでたたき壊したのが日本車をであった。
自動車が外貨を稼いだその犠牲になったのが、農業であり、農村であり、つまりは食料である。現在その極地の入口に我々は立っている。農村は疲弊し食料を放棄した政策は、自給率が僅か27%という惨状である。27%は肥料や飼料の輸入を省いた、いわば上げ底の数字である。
高度成長期に自動車は国内で大きく普及し、その時期自動車には多種の税金が欠けられて、現在に至っている。上記はJAFのものであるが、日本の消費者はなんとお人よしなのでろうか。
ガソリンにも道路税をかけ、日本中の道路を舗装にかえた。おかげで世界一高いガソリンを文句も言わずに給油する。
自動車会社は実質消費税を免除され、輸出奨励の保護の対象になったが、世界が大きく自動車の質を変え、中国などがEV(電気自動車)などにシフトする中、それでいてかつて日本が開発した技術を世界各国が自在に取り込むたくましさに、日本の自動車産業は追い込まれている。
恐らく日産と本田は合併するか、ほぼそれに近い形態をとるだろうが、社員や周辺産業の二次、三次、四次受けの中小企業は大きな試練に立たされるであろう。


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