パレスチナ自治区ガザの保健局は、ガザ市内の病院がアル・アヘリ・アラヘ病院がイスラエル軍の空爆を受け、パレスチナ人約500人が死亡したと発表した。また国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が、避難所として利用されていた学校もイスラエル軍の攻撃を受け六名が死亡したと発表している。学校には少なくとも4000人が避難しており、空爆で数十人が負傷している。
イスラエル側は、ハマスのロケット弾が爆発したということであるが、余りにも大きな爆発、破壊力で、ロケット弾とはとても見えない。
聖戦をうたうハマスが、戦時下に壊滅的とも見える攻撃の中で、自爆攻撃をする理由が何処にあるのだろう。
日本のNHKは相も変わらず政府見解しいてはアメリカ寄りで、結局はイスラエル支持の発表そのままに、「病院が”爆発”した」と報道している。
パレスチナ自治政府は、イスラエル軍によるガザの病院への空爆は「大量虐殺」で、「人道的大惨事」と非難している。
病院を攻撃すれれば大きなダメージを与えることにはなるだろうが、非人道性から世界を敵にすることになる。戦時下病院では病人や避難民で溢れかえっている。学校も同じように避難場所でもある。
この日イスラエルに着いたバイデンは早速、「イスラエルが攻撃したものではない」と、メモを読み上げたが、ヨルダンへの訪問は中止した。
パレスチナの死者は4500人を越えていたが、これで5000人を越えただろうが、凄まじい死亡者数である。
ハマスは200人以上の人質に対して、6000人の釈放を求めている。イスラエルは人質について言及していないか、極めて少ないことを考えると、ネタニアフは人質の安否など考慮していない。
ただひたすらに、イスラエルが地上侵攻しないでと願うばかりである。戦果がアラブ地域全般にそして世界に及びかねない。