派閥をなくせ!
自民党の派閥とは、政策集団と名を冠しあたかも政治家としての研鑽の場であるかのように見せる、権力構造に入り込むためのツールに過ぎなくなっている。派閥に入って先輩の動きに倣って振舞う。大臣ポストが待ってくれるのを待つ。ただそれだけのために徒党を組む。彼らが研鑽するのは、派閥ないの力関係を習熟である。国民や国や世界をどうデザインするかと言った思想などどこにもない。
自民党の派閥の実態は、政策集団とは名ばかりで出世のため、名誉のため、そしてお金のためのツールに過ぎない。
企業献金をなくせ!
先日経団連の十倉会長が24億円を自民党に寄付して、「社会貢献だ。何処の国でもやっている」とほざいていた。その一方で、消費税を早く上げろ、18%程度にしろというのである。自民党はこれを、政策提言を受けていると解説する。これは水戸黄門の時代、越後屋が悪代官に金を貢ぐのと同じである。代官は、「越後屋、お主も悪よのー」と言いながら、小判を懐に入れる。
企業が献金をするのは見返りがあるからにほかならない。
政治に基本は富の再配分である。自由経済は必然的に格差を生むが、それを政治は税金や政策を駆使して縮め、民意の安定を図るのが本懐であるはずである。
今年日本はアメリカを抜き、最大の海外資産保有高になった。30年殆ど労賃が上がらない歪の象徴的出来事である。企業献金は企業の妾になり下がることである。しかもより大きな企業へと傾く。企業献金をどんな形にせよ中止すべきである。
世襲議員をなくせ!
これは日本の恥である。安倍晋三の跡目を狙った男など、ブログでいきなりトップで家系図を出して、血スジの自慢を披瀝していた。恥ずかしくはないのかと思うが、この男にとっては誇りであり、自慢に値するのである。選挙民も政策ではなく、お世話になりましたと血スジで選ぶ。この男は当選をした。
国会議員席は跡目相続などではない。
安倍晋三や麻生太郎のような、無教養で無知で平仮名を振ってもらわなければ演説すら読めない、恥ずかしい宰相がこの国の顔になる。選挙基盤はあるものの、殆どの二代目以降は東京の大邸宅で生活し、選挙区など全く知らない人物である。
幾つかの国では世襲を禁止している。国の容を変えるのが彼らの仕事である。地元への利益誘導に腐心するようでは、国会議員の資格がない。
国会議員になりたければ、全く住んだことがないところからの出馬しか認めないなどすべきである。