安倍派の組織ぐるみで行っていた裏金作りは、事務局トップはその違法性を熟知はしていた。誰の指示でやったかが問題である。そんな高度な選択を指示できるのは派閥の領袖しかいない。
それに派閥所属議員個々人に売上のノルマを誰が指示した?今回事情徴収された宮沢、西村、高木事務総長が議員の軽重を勘案し差配することもあったかもしれないが、先輩を出し抜いてできるわけがない。できたのは派閥の領袖しかいない。
現在検察が裏金疑惑の対象としてる期間は、5年ほど前からである。この間の派閥の領袖は、細田博之と安倍晋三である。二人とも数々の疑惑を抱いたままあの世に行ってしまった。3名の事務総長にとってこれほど力強い事実はない。死人に口なしであるが、それ以上にこの二人ならこうした違法行為を指示していたとしたなら、納得のいく人物ではある。
既に検察は一部事務局員から、キックバックの具体的な金額を議員に伝えていた、などと証言を得ている。
今日また池田佳隆の任意の聴取が行われている。4000万円だそうであるから、この辺りの金額で切っているであろうか。全員の検挙を願いたいが、せめて1000万円あたりで切っていただきたいが、それでも安倍派99名中半分以上になるのであろうか。
安倍派の名称清和会の清和の名前の由来は、「 政清人和」で、まつりごと(政治)清ければ人民はおのずから和すという意味である。今や清和会は清和とは真逆の、私利私欲の金にまみれた汚濁の政治家の集団である。国民が和み和するわけなどない。
魚は頭から腐るというが、政治も同じである。無教養は仕方ないとしても、都合の悪いことには黙すか虚言で逃げて、公文書の改ざん隠ぺい破棄や、捏造された好景気など悪行の限りを尽くした安倍政治の結果であるといえる。