
自民党は総裁が変わっても、「企業献金で政治が歪められたことはない」と馬鹿の一つ覚えのように繰り返す。石破茂が総裁になっても、同じフレイズを繰り返す。民主党の厚生大臣経験者でもある長妻昭は繰り返し述べる、「今本当に政治の支援が必要な低所得者や障がい者たちは献金できもしない」と言うのである。
そもそも、政治献金であるが、何億、何千万円と寄付する企業に意図などないわけがない。政治に見返りを期待もせずやるわけがない。多額の献金を頂いた政治家が、ペコペコとその企業に平身低頭する姿を誰もが見ている。自民党大会に経団連などが来て、そっくり返って挨拶しているではないか。
企業献金で政治が歪められたことがない、というのであれば、それは献金者に全く失礼な話である。
個人で受け取れなくしていたはずの政治献金であるが、支部への献金なら許されるとばかりに、自民党の現職議員か次回立候補予定者が代表に収まっている。自民党の支部は数千あるともいわれている。
こうした抜け道を設けるのも、自民党は政治献金で政治が歪んでいることを覆い隠すためなのである。
政治献金で政治が夜が目られることなどないと開きなおるのは、献金企業や献金者に対して極めて失礼な話である。