そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

僻地に無関心な地デジ

2010-07-25 | 政治と金

後一年で現在の地上アナログがなくなると、大騒ぎである。騒ぐのは放送する側だから、言いたい放題である。確かに画面はきれいになるし、情報も盛りだP7_pamphlet_11_2 くさんである。見る人も参加できるようだし、良いことずくめの宣伝である。

ところが、地方は結局は置いてきぼりである。最近売られてる携帯電話は、希望しなくてもワンセグがついている。ところが、当地ではほとんど見ることができない。一般のテレビと異なり、小さな携帯電話では無理なのかもしれない。わが町の中心地域に行ってみても、とぎれとぎれでしか見ることができない。

一般家庭でも、放送局が飛ばすアンテナの方向に障害物があると、見ることができない。光ケーブルを使っているところもあるが、思うようにならないようである。町内では、裏の木をズッパリと切ってしまったところもある。

先日羅臼の狂犬病注射に歩いたが、ここは悲惨である。知床半島の稜線を北東部に持つ、細長い町である。沢毎に町が出来たとびとびの町である。数個地デジの中継点があると聞いたが、それでも町の3割は見ることができにとのことであった。僅か6000人の町である。後幾つ立てることになるか解らないが、非効率極まりない。極端なところでは、20戸で一つ必要になることもあると聞いた。

地デジは、古い受信機では極めて鈍い。スイッチを切り替えても、3秒もかかったりする。情報も限られたものしか得られない。それに操作が複雑である。早く地デジに対応した人にとっては、地デジの恩恵を受けることがない矛盾が生じる。

何でも効率よく進めるということは、少数派の人々に我慢してもらうということになる。我慢しきれないのが、農業の差別であり自衛隊や海兵隊などの演習である。

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