AERAdotは、政府コロナ対策分科会長の尾身茂の医療法人が311億円もの補助金収益を上げたと以下のように報じている。
『政府の新型コロナ対策分科会会長の尾身茂氏が理事長を務める地域医療機能推進機構(JCHO) で、コロナ対策などで給付された300億円以上の補助金で収益を大幅に増やす一方で、有価証券の 運用も130億円増加させたことが、AERAdot.の取材でわかった。JCHOではコロナ患者用の病床 を用意し多額の補助金を受けながらも、患者を十分に受け入れていなかった実態がわかってお り、厚生労働省などから批判があがっている 。』と報じている。
あれだけ多忙なら尾身支持個人の増収は先ずはあってもいいだろうが、自らが代表を務める医療法人が金を貯め込むのはいただけない。JCHOはコロナ患者を受け入れに多額の補助金をもらいながら、コロナ専用の病床数や受け入れ患者が少ないことが批判の的になっていた。
結局は、裏のことや内部事情に精通した表のトップの立場にいる人物が、自らの組織に儲けをトリクルダウンするのである。竹中平蔵に典型を見るように、展開された事業を巧みに取り込む、こうした行為は汚職と呼べないのであろうか。
以前から、CHOはコロナ患者を受け入れるために多額の補助金をもらいながら、コロナ専用の病床数や受け入れ患者が少ないことが批判の的になっていた。尾身は儲けた金で有価証券を購入し120億円もの利益を上げている。
「李下に冠を正さず」という言葉がある。李(スモモ)の下で冠を治すと盗んでいると間違われるから、そのようなことはしてはならないという戒めである。古くから権力者は潔癖でなければならないとされてきた。
ところが、現代では李下で李を盗むのであるから、どうしようもない。しかも安倍晋三が権力の座に就いてから、バレたとしても謝らないし責任も取らない。手伝ってくれた取り巻きを優遇する。倫理も何もあったものでない。
竹中に至っては、100倍の利益を上げても平然と居直るのである。