そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

プーチンは報われることがない大きな賭けに出た

2022-02-25 | プーチン
多くの予測を覆して、あるいはい大き越えて、プーチンはウクライナ全域に軍事侵攻を行った。当初の恫喝で得た国内支持もこれで危うくなる。モスクワでは、ウクライナ侵攻反対の街頭デモも行われている。
軍事侵攻はやらないと言いながら、予告なしにウクライナ全土に空爆だけでなく、地上からの侵攻も行っている。制空権を支配しキエフ陥落も近い。東部自治州の独立を支持するためだったはずであるが、口実に過ぎなかったことになる。世界最大の原発事故のあってほぼ無人化しているチェルノブイリ地区に軍事拠点を構えた。ベラルーシからロシア軍が南下したのであるが長期戦をロシアは見込んでいる。首都キエフも間近である。このまま市街戦をやって、政権転覆し親ロシア傀儡政権を作ってみても永続することはないだろう。 
駐日ロシア大使は、NATOが約束破ったとか、東部地区のロシア人を虐殺しているとか、ミンンクス合意をウクライナは実行していないなどと理由を上げているが、その事実の多くは確認されていない。仮に確認されていたなら、そのことを世界に訴えるべきであって、まるでウクライナ側から要請された侵攻であるかのようにすべきではない。

小野寺元防衛大臣は、「大国の横暴でどのようになるかよく見ておけ。日本はどうするかをここから学べ。」という趣旨の発言をしている。日本も軍事力を強化するべきというのであろうが、ウクライナは少なくとも日本を超える軍事力はあるはずである。大国の前には、抑止力にもならない。明らかに軍事力が勝っていれば、へ理屈さえ見つければ何でもやってくる。
ロシアが口実にしている、東部の自治2州の要請というへ理屈を武力の増高で抑え込むことなどできるはずがない。むしろ逆作用すら考えられる。
プーチンはウクライナをNATOから完全に引き離し、ロシアの影響下に置きたいのである。抑止力がないためではない。
武力による威嚇もしくは行使によって国際紛争など解決手段にしてはならないのである。

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