そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

それにしても小出し小出しのショボさよ

2021-01-14 | 石破茂

何ともショボイ内閣である。知事に請われてやっと緊急事態宣言すると思ったら、一都三県の首都圏に限定したものだった。そこで関西二府一県の知事が緊急事態地域の指定を要請したら、「もう数日、状況を見る必要がある」と言った舌の根も乾かないうちに、愛知と岐阜それに静岡を含めて緊急事態宣言地域にした。菅は確かに静岡と言ったが、誰も訂正していない。それが静岡でなく事前のリークで、陽性の有った熊本は蹴って要請もなかった福岡であることは、記者たちは誰もが知っていた。しかも宣言は西村経済再生大臣に宣言させると言った、迷走ぶりである。
これ以上範囲は広げる気はないと言ったものの、翌日西村大臣は追加認定はあると言っている。不思議なのは、期間が2月7日とと終わりを切っている。追加の地域も同じ日にするのは、いかにも渋々やっている感がある。
菅は前日に、2月7日で終わるのかとの質問にはお得意の、「仮定の質問には答えられません」と馬鹿なフレーズならべた。危機管理に対する基本姿勢がないということを、自らが口にしたのである。国民の80%はそんなに早くは終わらないと思っている。
首相が追加はしないと言ったので、西村は広島を名称はなんとか考えるというのである。広島市だけにしたいらしい。同等の対策をするというのであるが、何のことかわからない。河井のあとの補欠選挙対策か?
指定解除のステージを各府県は考えているが、国は尻を切っただけのスケジュール示したに過ぎない。感染症対策は、早く短く強くが原則と言われている。菅政権のやっていることは、全てこの逆である。
ショボイ対策を小出しを続け方針が迷走する。司令塔が誰かわからない。目標や目途となる数字が出てこない。
記者会見とは名ばかりで時間を制限し、2度目の質問を禁止し、そそくさと退席する。あーぁ
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日本の近代史を平易な言葉で詳しく教えてくれた半藤一利さんが亡くなられた

2021-01-13 | 昭和という時代

半藤一利さんが亡くなられた。歴史を学ばなならないと何度もおっしゃっていた。安倍政権の始まりのころには、戦前の体制によく似てきたと何度もおっしゃっていた。
近代史、とりわけ昭和の歴史を平易な言葉で、詳細に解説して頂いた。とりわけ口語調で書かれた昭和の上下巻は、これまで蓄えてきた半藤氏の全てが、ゆったりと集約されている気がする。
東京空襲の体験者で、墨田川だったかに逃げ落ちて死を覚悟した時に、そっと手を出して救ってくれた人がいた。半藤さん10歳の時である。戦争体験が半藤さんの原点ともいえる。文藝春秋に就職後は編集者として、大宅壮一氏の名を借りて出版した、終戦当日を体験者から取材した「日本のいちばん長い日」はベストセラーになり、のちに映画化されている。半藤氏は昭和天皇は3度大きな決断をしているという。柳条構事件と2・26事件それと終戦である。終戦は、「聖断ー天皇と鈴木貫太郎」として小説にしていて、映画やテレビに幾度も映像化されている。史実を踏まえた半藤さんの文章は重いく説得力がある。天皇を美化することなく一介の人間として描いている。
昭和初期から終戦までの、軍の動きや政治の流れそれに民衆を鼓舞し、日本が戦争に突き進んだ裏表の歴史を半藤さんは具に教えてくれれた。その上で、「憲法九条を守るのではなく、育てなければならない」と述べて、晩年は護憲姿勢を強く示した。
半藤さんは、編集者として松本清張と司馬遼太郎に接したことは宝だと述べている。とりわけ司馬遼太郎氏が中座した、ノモンハン事件は司馬氏の遺した資料を基にして、「ノモンハンの夏」を著わしている。ノモンハンをしっかりと検証しなかった日本は、その後太平洋戦争へと突き進み、同じ愚を繰り返すことになる。ノモンハン事件は軍部や日本政府の恥部である。それまでほとんど触れられることがなかった事実、皇族の士官が現場の指揮官に自決を強制させて終わらせたことを告発している。敗北を指揮官は考えない、作戦が正しかったのに敗北したのは現場の指揮官の責任というのである。この図式はそっくり太平洋戦争へと引き継がれ、無数の軍人を散華や餓死によって死なせている。このロジックは、現在も永田町の無謬主義として怯むことなく残っている。
半藤さんの歴史観には、血の通った人間が主役である。例えそれが大量虐殺や、取り返しのつかない失敗をした軍人であっても、半藤さんは悪者に仕立てることはない。彼らから私たちは教訓を得よというようである。
奥さんが夏目漱石の孫で会ったことは偶然の出会であった。資料が身近にあったこともあり、漱石の関する書物も多い。半藤さんの漱石の著作は目を通していなに。

半藤さんは、「40年史観」を提唱していた。明治以降の日本は40年ごとに興廃を繰り返しているというのであるが、明治維新から40年後の日露戦争で軍事大国化し、その40年後の第二次世界大戦で大敗し、その40年後にはバブル期の経済的絶頂になっている。そしてその40年後は目前に迫っている。戦争の苦難を40年経てば体験世代が忘却するからである。没落する日本の始まりを半藤氏は途をかに垣間見てこの世を去られた。
半藤さんありがとう。心から冥福を祈りたい。

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もたついてGotoやめたら、Gote Gote(後手後手)対応の迷走する菅義偉

2021-01-12 | 石破茂

Gotoを嫌々しながらやっと止めたと思ったら、今度は新型コロナ対策はやることすべてがGote Gote(後手、後手)対応である。緊急事態宣言をしなくちゃしなくちゃ、と言いながら何もしない。小池都知事には、北海道や大阪は頑張って感染を抑えていると、自助を強調してい動こうとしなかった。
首都圏一都三県の知事が直接要請することで、ようやく首都圏に限って緊急事態宣言をした。大規模な交流や人的な遮断が求められる中、首都圏だけを閉じ込めることもできるわけがない。この宣言はどの世論調査も80%程度の人が遅いと思っている。栃木や茨木が早速文句を言っているが、これに関して菅は聞く耳すら持たなかった。
ところが一昨日関西圏の大坂と兵庫と京都の知事が要請の動きを見せると、「もう数日、状況を見る必要がある」と菅は言ってはみた。が、明日にでもこの二府一県を緊急事態の対象地域として宣言するべく調整しているというのである。
そして今日、愛知と岐阜と三重県が緊急事態宣言をしてくれと要請をしている。明日検討するようであるが、早く強く短くが前提である感染症対策であるが、なんとノロまな動きであることか。首都圏の拡大を望んでいる、一週間当たりの感染者の率が全国3位の栃木、それに福岡県も対象の検討をするとする報道もある。嫌がる菅を厚労省か経産省が忠告したのであろう。
ここまでくると、菅義偉は後手後手以上の単に、迷走しているに過ぎない。ユージューフダンを絵にかいたような男である。小出しをくり消す哀れな男である。
なんともショボイ男であるが、首相として本当にやってゆけるのであろうか。

官房長官時代に一記者の質問に、「あなたに答える気はない」と感情を露わにした男である。自制が効かないのではない。度量がないのであるが、自らが置かれている立場の認識がないだけである。首相になっても、記者会見とは名ばかりで、人数制限をする理由はなくはないが、会見の時間限定や再質問は受け付けないなどと、度量のなさは情けない限りである。そのうえ、「仮定の事にはお答えできない」などと、想定外(少なくとも菅にとっての)についての危機管理がゼロである。すでに歴代最多になりつつある、「怠派は差し控える」を連発する。ショボイ限りである。
一国の宰相は一定の度量がなくてはならない。イデオロギーではなく人間としての厚みがなければならない。なんともショボイ男が首相になったものである。
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新型コロナによるレジリエンスが展開する新たな世界

2021-01-11 | 人類

あらゆる生物は進化し新たな環境に適応して生き延びて現在に地球上を彩っている。適応しなかった種は現存していない。この進化は均一に低方向に変化してい来たのではない。多くの要因があるが、もっと大きな縛りで見るとその抑圧要因、不利な因子であるが、レジリエンス(Resilience 弾性:弾き返す力:復元力)といわれるものが、新たな展開を促しているのである。勿論回復どころかそのまま潰れるものもある。レジリエンスが選択したともいえるし、

家畜を育成の段階でとても衛生的に飼養管理することを指導者は支持する。私たち獣医師も同様である。風邪や下痢の原因になるからと指摘する。ところが、屋根だけのふきっ晒しの育成舎で育てられた子牛は、あまり大きくはならないだろうし乳牛であれば乳量も期待できないが、なんといっても抗病力があり強い親牛に育ち長く生きてくれることを私たちは経験的に知っている。
イギリスの研究者は家畜に接触する機会の多い酪農家の子供に、アレルギー疾患が極めて少ないと報告している。寄生虫学者の藤田紘一郎博士は、腸管の寄生虫が多いほど感染病に強くやアレルギーなどにならないと述べている。いずれも寒冷感作や病原菌などに恒常的に接触するというレジリエンスが強くさせているのである。
レジリエンスはヒトの世界では心理学にも用いられ、かつてのストレスという言葉に置き換えられつつある。人類学では大きな局面と思われる事象はレジリエンスと説明され、ホモサピエンスは大きなステップとして進化を加速することになる。

COVID-16、新型コロナが世界を席巻しているが、これは人類史上にこれから先幾度もあるであろうレジリエンスの一つと呼んでいいと思われる。人々が経済活動の効率を求めて、築き上げてきた社会への警告である。私のように田舎に住んでいれば、一度に10人以上を目にすることはまずないし、外食もほとんどすることもない。今回のことで改めて知ったことがある。都会の人たちは家庭内で食事をすることがほとんどないことである。ほぼ毎日外食をしていることが驚きである。食に関する感性の低下が無関心を呼び、食料自給率を下げるバックグラウンドになっているのかと思われる。
経済活動とウイルス対策を対比する愚かな作為は論外である。経済の効率の追求が、人々を田舎から都会に集中させて、一次産業を疲弊させた結果が現代社会である。新型コロナウイルスはそうした人々への警告である。そうした経済効率を解り易く示してくれるのが、採卵鶏の飼養形態である。密どころか動くことも許されず、夜昼も季節感も遮断された空間で知らされず、与えられた餌を食べ卵を産むだけの、なんという効率化であるか。こんな養鶏場の一つが昨年暮れに、鳥インフルエンザに侵された。すべての鶏、30万羽の殺処分が決まった。正月明けまでかかっているが、こうした鶏を生命がある動物と捉えることにない、経済効率主義への報復ともいえる。
効率を求め都会へ人を集めた資本主義、とりわけ新自由主義こそが新型コロナの横暴を許しているのである。更には、多種多様の移動機器を開発し、気候や風土季節とは無関係に移動し、人間の我儘と満足のために菌を世界の隅々まで届けてしまうのである。

余談であるが、新型コロナによって起きたキレイキレイは、新たに抗病力の減少を加速さすことになるだろう。とりわけアレルギー体質は間違いなく深刻になり数を増やすことになるであろう。
レジリエンスはウイルスの側にも当てはまるロジックであることも忘れてはならない。金銭的効率の追求があたかも真理のごとく掲げることを今一度見直さなければならないだろう。新型コロナの警告は、経済効率至上主義への警告であることを理解しなければ、この難局をレジリエンスとし得ないことになる。
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温暖化に貢献する先進国の集約的畜産

2021-01-09 | 気候変動

世界は確実に温暖化が進行している。エネルギーや人口問題や環境破壊など幾多の要因が要因があるが、先進国の食料とりわけ畜産業が大きく貢献していることを知っていただきたい。
先進国の畜産の、鶏卵、鶏肉、豚肉、牛肉、牛乳は穀物を多給することで性生産効率を上げてきた。海の向こうから輸入する生理に合わない穀物を多給する非効率をカバーするためには、どうしても規模拡大をしなければならない。大量の人と競合ずる穀物が大量に購入することになり、大量の機器など設備投資が求められ、多くの労働者が必要になる。薄利の結果の規模拡大の結果、犠牲になるのは決まって家畜である。
その家畜を命あるものとして見直そうというのが、アニマルウェルフェア、家畜福祉と日本語で呼ばれるものである。こうした運動を企業化した畜産、それが進んでいる鶏卵で起きたのが、業界最大手のアキタフーズが吉川貴盛や西川公也の農水大臣にたんまりお金を渡していた、贈収賄事件が発覚した。
アメリカの家畜用飼料穀物(主にトウモロコシであるが)ほぼ全量が遺伝子組み換yえで、どのような肥培管理、化学肥料や農薬を使っているかは全く不明であるが、それを給与して、カロリーを落とし卵や肉や乳に変換して売り物にするのである。
こうした先進国で行われる畜産の形態は、地球の温暖化に強く貢献する。日本の場合は地球の裏側のアメリカから運んでくるだけで、無用のエネルギーなどを大量消費する。21世紀は有機農業に世界各国は、シフトしている。化学肥料を使わない有機農業(最近は生態系農業と呼ばれているが)は、土壌に二酸化炭素を固定してくれる。
何よりも膨大な水を使い、牛肉では30分のⅠ、豚肉では20分の1、鶏卵でさえ8分の1にカロリーを落とすのである。先進国型でカロリーロスの典型となるの大規模畜産は、日本の食料自給率を深刻なレベルに下げているのである。こうした作業のロスは、世界的に見ると貧国から食料を奪う結果にもなっているのである。
少子高齢化の日本で、地球環境にも反し、温暖化にも反し、家畜福祉(アニマルウェルフェア)にも反し、食料自給率向上にも反する大規模な畜産をこの国は、大量の資金をつぎ込み奨励しているのである。それでいて、
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トランプ支持の極右翼が議会を占拠、アメリカ分断は終焉するのか

2021-01-08 | アフリカ

次期大統領が議会で確定する日、1月6日に上下両院の議員が投票し集計が始まると、大挙して敗北を認めないトランプの呼びかけで集まったデモ隊が議会に侵入した。
トランプがツイッターで1月6日にワシントンが燃える。みんなで議会へ行こうと呼びかけた結果である。前日はジョージア州の議会選挙があり二名の民主党議員が勝利している。トランプの檄は逆効果のように見える。次第に居場所を失ってゆくが、選挙は盗まれたと言い続けるトランプである。
デモ隊は銃器の外に爆薬も所持しており、乱入したトランプ支持者の女性が射殺された。その他3名の死亡が確認されている。プラウドボーイズやQアノンなど熱狂的トランプ支持者、それに南北戦争時の南部の旗や独立時の国旗を掲げていたり、何かドラゴン旗など一見して右翼の団体が、旗を掲げ国会に乱入した。
デモ隊の侵入で議会を中断し避難した議員たちの、書類やコンピューターを壊したり、窓や議員席を破壊したりした。
外ではメディアの撮影機材を破壊したり、発煙筒を焚いたり「選挙は盗まれた」を繰り返している。今回のデモ隊は7000人ほどと言われているが、トランプ最後の支持者である。
最終的に大統領権の勝利が確認されたバイデンは、「世界の民主主義を主導した来たアメリカの議会が暗黒の汚点を印した。これは抗議ではない。法と秩序、民主主義を否定する反乱である」と、トランプの呼応に応じたデモ隊を厳しく非難した。
流石にトランプはうちへ帰ろうと呼びかけたが、彼らは愛国者だとも述べてツイッター社はロックダウンした。私は負けていない、これは新たな戦いになると、スポークマンを通じてさらに支持者を煽るトランプである。
これまで4年間そして大統領選敗北の後も、アメリカの分断を煽り続けるトランプは4年後を目指しているのであろうが、共和党内の支持者さえも今回の事件で、遠ざけた形となった。バイデン当選に150名の共和党議員が、選挙不正演説を予定していたが、殆どがキャンセルした。
トランプ後のバイデンでアメリカは少しは良くなるのであろうか。ブッシュが中東をカオスに追い込んだが、ノーベル平和賞を受賞したオバマはこれをほぼ踏襲した。トランプは21世紀に入って最も戦闘を少なくした大統領であるが、自国第一主義をシオニストに重ねて回復不能の国際関係を築き上げた。イランの核合意には戻ることをバイデンは表明しているが、イランの不信はそう簡単に払しょくはされないだろう。イスラエルとの関係をどうするかもわからないが、トランプよりましになると思うのは早計か。
机に悪戯された下院のペロシ議長たちは、残り任期2週となったトランプの大統領解任の提案をしている。

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二階俊博にオリンピックを開催するというお考え方を聞いてみたいものだ

2021-01-07 | オリンピック

典型的な老害原、自民党の二階俊博幹事長が、「オリンピックを開催しないという考え方を聞いてみたいものだ」と、開催が既定の事実とばかりに言いたいほうだいである。二階は新型コロナウイルスが蔓延し始めた昨年3月ごろに、「そんなもの風邪と同じでしっかり食べて寝ていれば感染することはない。マスクなど必要ない」と言いってはいたが、何時しかマスクはするし風邪と同じだと言った言葉も聞かなくなった。これまでも場当たり的な発言は絶え間なく口にする、二階俊博である。
今日東京都は新規感染者が2447名と昨日を800名以上も上回る。国内でも7500人を超える事態になっている。日本もさることながら、ヨーロッパでは東南アジアの10倍から100倍もの感染者が出ている。アフリカでは医療体制が整っていないばかりか、変異株が見つかって蔓延している。仮にオリンピックを開催するならば、これらの国の選手たちは全て2週間以上隔離し経過観察の後に、日本の地を踏ませることになるであろう。
いくら日本国内でかなり下火になっていたとしても、諸外国の事情は複雑であり、日本の甘い楽観的な見込みで開催すると、世界に新型コロナウイルスをばら撒くことになる。世界中が鎮静に躍起になっているが、そうした諸国の思いを踏みにじることになりはしないか。
競技についても問題が多くある。対面競技、とりわけくんずほぐれつの柔道やレスリングなどの格闘技は極めて危険である。もう少し広げて室内競技、バレーや卓球などの球技、それに体操などは保菌者が1人でもいればどれほど拡散することになるか想像もできない。
しかもすべての競技が原則無観客でやるしかない。これがオリンピックといえるだろうか。世界のスポーツの祭典とは程遠い開催になるしかない。アスリートたちの思いは理解できなくもないが、なんとも貧相な大会にしか見えない。
そもそも何かにつけて後手後手で中途半端な対策しか打てない(ただし日本学術会議は除く)菅義偉内閣に、適切なウイルス対策などできるはずもない。
二階俊博さんよ、こんなオリンピック開催にどんな意味があるのか教えていただきたいものである。こんな開催ががウイルスに打ち勝った証になるならお笑いでしかない。
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感染爆発が起きてからの緊急事態宣言、しかも一都三県

2021-01-06 | 新型コロナウイルス

東京はついに新型コロナの新規感染者が1500名(午後4時の時点で1591名)を超えた。感染病や感染症に多少とも知識があるなら秋冬の爆発を予見することができたというものである。それを早くから訴えていたのが、公衆衛生学専門の白鴎大学教授の岡田晴恵氏である。
菅義偉が新型コロナウイルスの感染の急激な爆発的拡大を受け、東京都など1都3県に緊急事態宣言を検討していることについて、羽鳥慎一モーニングショーで玉川徹は、爆発的感染が起きからでは遅すぎると述べた。
これを受けて、自民党広報と揶揄させる政治評論家の田崎史郎は、「多くの方、専門家の方も含めて、正月になれば感染者は減るだろうと。実際問題として、こんなに増えると思っていなかった人が多かった。オーソライズされた見通しというの今はない」と、現在の状況を予想するのは難しかったと言ったのである。
これまでの岡田氏氏の発言を受けて玉川氏は、「番組でも11月くらいから緊急事態宣言を出すのであれば早い方がいいと、繰り返し言っていた」と政府の対応の遅れを指摘した。専門家が予測していないなら、専門家の資格がないとまで言ってのけた。政府の周辺には、田崎を含め予測を持ったものしか置かず、楽観的見通しや都合の良い情報しか集めなかったのであろう。
感染爆発を受けての対応ならば、水害が起きてから堤防を作るようなものである。ミサイルが北朝鮮から飛んでくるだの、中国の潜水艦やミサイル基地がどうしたとかで、最悪を想定してドカドカミサイル基地を作ったり迎撃システムにどんどん金をつぎ込んでいるのに、身近な病原菌対策はほとんど無防備である。
暖かくなる直前に緊急事態宣言をして、世界に長けた日本型対策と、安倍晋三は大見えを切った。その後は夏の2波は認めようとはせず、現在の3波も認めようともしない。
ところがミサイルよりよっぽど身近なウイルスについてはほぼ無関心である。最悪の状況を想定もできない。ウイルスの最悪の状況は、戦闘機やミサイルのように自民党支持者には金にならないからである。
武力に特化した危機管理は愛国心を鼓舞すれば誰も文句は言わないが、伝染病には鼓舞するものがなく見えない敵との戦いであり、経済発展を身上をする政財界にとってはなかったことにしたいものである。判断が甘くなって当然である。安倍がトンずらした理由はここにある。
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ネオリベラリズム(新自由主義)というパンデミックが、COVID-19(新型コロナ)を拡散させた

2021-01-05 | 市場経済

資本主義の根幹がより強くなり独善的ともなったのが、冷戦構造の崩壊後である。資本主義が勝利に酔いしれ、レーガン、サッチャーイズムが世界を席巻する。ネオリベラリズムと呼ばれる新自由主義が、崩壊した社会主義を尻目に無敵になり成果を上げながら横暴にな上げながらってくる。
ことあるごとに政治家は投資対効果を掲げるようになる。今回新型コロナで露わになった公立病院や保健所の統合などがいい例である。一時的な効率をあげても政治本来の目的国民の健康と安全を放棄してきたのである。動き出した政策はコロナ禍の中でもベッドの削減に補助金を出している始末である。その根幹には新自由主義的な発想があある。規制緩和、市場経済が経済成長させるというドグマは無敵にひたひたと崩壊した社会主義国をも浸透してゆく。
かつて掲げられていた、「労働が富を生む」社会から、「資本(金融)は富を生む」社会へと変貌してゆくのである。働くことの価値が相対的に下がり、それは途上国へと押し付けることになる。
そうした中で、日本では雇用者になんとも便利な、非正規雇用者の促進政策が進められてきた。雇用者に縛られることがないという一点だけで労働者が希望しているかのごとく、何かメリットがあるかのごとく政策は進められた。これまで派遣型の雇用については特殊な職種や、災害時など緊急下で認められていたに過ぎない。竹中平蔵を迎えた小泉内閣で、非正規雇用者が圧倒的に増加した。
大学卒の非正規雇用者や無就業者は1200万にになるという。低賃金の彼らには、市場を支える力がなく税金負担力が弱く、多くは年金や雇用保険の財資の負担もままららず死ぬまで働くことになる。特に団塊の第三世代の40代のこの塊が、20年後には悲惨な形を社会に引き起こすことになることが予測される。新自由主義が未来を食べて成長した来たともいえる。
これは多くの国で同様の傾向にある。指標を見失った世界に、煌びやかに着飾った新自由主義、古来の原理原則の顔をして市場経済が登場し、あたかもすべての解決手段であるかの如く世界を席巻した。それは病原菌によるパンデミックのように世界の隅々に届いた。
新型コロナ対策が経済と対峙するのではなく、新自由主義が作り上げた社会にそぐわないだけである。
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変異株とはガースーのことか

2021-01-04 | 石破茂

COVIDー19の変異株が問題になっている。感染力が70%も高いと英国首相が発表した。開発されたワクチンや開発中のワクチンはどれほどの効果があるのか、ないのかはわからないがこれも、新型コロナであることは間違いない。新手のウイルスであるから、人間側も様子見の所がある。

日本の政界は政権交代が安倍晋三の詐病口実で起きてはいるが、新首相も安倍晋三と同じである。親の七光りがない分、お友達が少なく派閥への顔が効かないくらいである、はぐらかす。安倍ほどではないが、相も変わらず官僚ペーパーの音読をする。自分の言葉や考え方はどこのあるのかわからない。いくら質問を受けても、都合の悪いことには答えない、問題点を変えた内容にしてしまう。温かみなどどこにもない。これは官房長官時代と同じである。
優柔不断を絵にかいたような、Go-Toの停止判断である。その後の緊急事態宣言である。それも知事に泣きつかれて一都三県をようやく宣言した。部分的な制限が効果があるのも部分的限定的であろう。
やることなすこと後手後手である。しかも軽薄感が拭えない。新たな首相でみんな注目はしたが、結局安倍の変異株でしかない。軽薄でゆじゅう不断というおまけ付きの変異株でしかない。
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安倍人事の最高傑作品「西川公也」といペテン師

2021-01-03 | 石破茂

西川公也が農水大臣在職中に、アキタフーズから1500万円を超える多額の金銭を受け取っていたことが発覚した。この男ならその程度の悪事はやって貼るだろうと思ってはいた。
それが見事に表れたのがTPPを巡っての西川公也の変身である。変身とは我々の感覚であって、西川公也にとってはこれまで生きてきた人を欺く生き方と何ら変わるものではない。選挙民はこの男に何度も騙されて、国会に送り出してきた。
TPPについては自民党は、安倍新図が総裁になっての選挙で、都会では反対をこっそりと主張しながらも、田舎では毅然と反対を主張していた。今は自民党幹部にまでなっている自民党の候補者が農協の前で首をかけても、TPP参入断固阻止を訴えていたのを私も聞いている。栃木県出身の西川公也も当然のことながら、TPP参入反対で、自由民主党に設置された「環太平洋パートナーシップ対策委員会」の委員長に就いて自民党内の反対派の旗頭であった。。
ところが2014年9月の第2次安倍改造内閣で農林水産大臣に就任すると、「これからの経済は経済連携なしでは考えられない。各国が互いに配慮しながら経済連携を拡大させていくという姿勢で、できるだけ早く合意が得られるようにしたい」と述べ、TPP参入交渉の早期合意を目指すとした言ってのけた。お見事である。この男は君主ではないが豹変して周辺を驚かせた。
安倍晋三は、TPP反対急先鋒の西川公也の浅薄な性格を見抜いていたのであろう。西川はこの年の衆議院選挙で栃木県民に落とされている。
その後も金にまつわる不祥事が絶え間ない。いやその前から連綿と業者に金のおねだりする体質は変わっていない。労農運動から社会党のシンパとして動いていたが、県職員時代の逮捕歴などから干され、突如として自民党から立候補して政界に進出した男である。
すっかり引退したと思っていたら、ちゃっかりと内閣官房参与として、仮のある安倍晋三からポストをいただいていた。吉川貴盛元農水大臣がアキタフーズから500万円頂いていたことがバレて(本当は1800万円であることが解っている)、逃げ足のはやい西川はこっそりトンずらしている。この男たちは国民に健全で安心な食料を安定的に供給するという、農水大臣の基本理念が欠如しているのである。私腹は満たされることしか考えていない。
この西川への1500万円は朝日新聞がすっぱ抜いた大臣時代のことであり、その前後でいくら袖の下受け取っているかわからん。そもそも吉川同様に、たまたま河井案里の選挙違反がなければバレなかった案件である。自民党内ではどれほど金がばら撒かれているかわかったものでない。
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「はやぶさ2 アベノマスクと 同予算」とは日本の愚策の典型

2021-01-01 | 安倍晋三

昨年暮れに、「はやぶさ2 アベノマスクと 同予算」という川柳をどこかで見た。はやぶさ2の予算がいくらであったかは、複数の年度をまたいだり、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の職員が関わっていたりと計算は難しいところは残る。然しやっと200億円の予算といただいたものの。翌年は160億円と削られている。安全保障にも経済成長にも関係ないからと関係者は嘆く。
然しアポロ計画の300分のⅠと言われる予算しかもらえない低予算でありながら、成果は図り切れないほど大きいものがある。6年かけて地球圏外からの小惑星、リュウグウウに着陸し土を持ちかえったのである。初代のはやぶさの成功が消えかけようとしていた予算を一時復活させたが、安倍政権の本意ではない。次第に削られている。

所でどこの誰に言われたかいまだに不明で、安倍晋三がマスクを全国民に一戸二枚を無料で送ることを決めた。「マスクを無料配布すれば支持率があります」と、誰かが耳打ちしたそうである。杉田とかいう男らしいが、やがて配られたのはマスク不足で大騒ぎの時を過ぎ、余りだした頃にチンチクリンのが各戸届いた。このバカげた製作費用が、当初は450億円と言われたが、360億円程度に落ち着いたようである。
それでも使われるならまだしも、誰も使用できないチンチクリンのマスクである。2か月ほど安倍晋三だけが使ってはいたが、現在は誰も使っていない。私は返却したが、馬鹿げた政策の典型である。安倍政権はこのような愚策としか言いようにない政策を繰り返しす一方で、人類の未来に光明を与えるような研究開発費をズバズバ切り刻んでいる。それは学問一般にまで及んでいるのが、日本学術会議の任命拒否事件である。安倍晋三には学究の重要さや重みなど理解することができないのである。
確かに愚策アベノマスク配布は、はやぶさ2の予算とほぼ同額である。バカが金を持つとこの様な使い方を平気でやる。アベノマスクの配布の成果などは誰も問わないが、学究にはそれを求めてくる。日本はこんな国になっているのである。昨年正月にも同様のことを書いている。この国は確実に劣化している。オリンピックでさえ中止を口に出せない政治家に何が出来るか。
はやぶさ2 アベノマスクと 同予算」は解り易いメッセージである。

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羅臼港

春誓い羅臼港