武田総務大臣の答弁がボロボロである。野党側の貴方かNTTと会食したかと問われて、「疑念をうたがわれるような」会食はしなかった、という発言を繰り返した。会食が大臣の規範に反する行為であって、疑念が疑われようが疑われまいがが問題ではない。そもそも、疑念があったかどうかを判断するのは、大臣自身ではない。自己判断はおれおれ詐欺だってやらない。自分は悪いことしてないと言うに決まっている。
武田がNTTと会食していませんと言えないのは、元大臣の菅義偉まで火の粉が及ぶことを食い止めようとしているのではないか。今回の文春砲は先ずは野田聖子と高市早苗の二人の女性大臣と副大臣の会食を報じた。高市は意味不明の言訳をしている。野田は金を返したとか、会食氏のものが違法なことは弁明をしていない。
そりゃそうだろう。安倍晋三が親友の加計孝太郎と総理になってからも毎月会食をしていたし、ゴルフは定期的に行っていた。加計孝太郎は獣医学部の設置を文科省に抱いてみたが、獣医師は不足していないと認められなかった。そこで経済特区の枠で申請に変えた。特区の座長は安倍晋三である。安倍晋三は親友で毎月会食を重ねている加計孝太郎が、とっくに獣医学科の新設をしていることは、審議された文章が提示された「2017年1月20日まで知らなかった」と、ヌケヌケと言い放った。愛媛県の対応や今治市の根回しなど、知らないはずはないが、知っていなくとも会食そのものが倫理規定に違反する。
しかも、加計学園が獣医学科を開設できるように、裏工作を働いた萩生田などはその後出世街道まっしぐらである。無罪放免どころでない。こうした不正行為の容認の積み重ねが、総務省でほんの一部が発覚したに過ぎない。安倍晋三が政権を執ってから、権力は頭から腐ってきているのである。
こうした不正行為の再発防止のは、何よりも安倍晋三をちゃんと逮捕し、加計孝太郎や安倍昭恵の犯罪性も法廷で明らかにすることによって、再発防止の抑止力が働くことになる。