そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

たまたまひょんなことから露呈した総務官僚ご接待や農水省の贈収賄、もっともっとあるはず

2021-03-01 | 石破茂

今日(1日)山田真貴子内閣広報官が入院し辞任した。甘利のように入院しても逃げ切れないと思ったのかもしれない。どうやら先に菅総理に辞意を伝えていたようだが、留意されていたとのことである。菅のやりそうな強気を見せる居直り手法である。就任以来何度も見てきた、判断ミス、誤判断による後手後手対応である。
そもそも山田真貴子が安倍晋三の内閣総理大臣秘書官についたとが怪しい。安倍昭恵のお友達であることからして、安倍晋三ならやりそうな人事といえる。今回も菅義偉首相は、女性初の特別職の広報官を山田真貴子に選んだ。安倍を真似たお友達人事は、女性蔑視の自民党の本性隠し対策策である。彼女の辞任で一件落着であろう。
1998年に発覚した大蔵官僚を接待したノーパンしゃぶしゃぶ事件では、大蔵官僚官7人が逮捕・起訴され、執行猶予付きの有罪判決が確定し、責任を取って三塚博大蔵大臣と松下康雄日本銀行総裁が引責辞任している。
この30年で日本は一変した。とりわけ安倍晋三が政権の座に就いてからが酷い。安倍本人を含め犯罪性がいくら高い行為であっても、証憑書類となる公文書を改竄するし隠ぺいするし秘匿までする。特に森友学園問題では、明らかに安倍昭恵が主犯であるにもかかわらず、逮捕どころか事情聴取さえされない。加計学園では嘘に嘘を重ね、裏で仕切った人物が後に文科大臣にまで出世している。結局政治の側は誰も罪に問われない。
桜を見る会、とりわけ前夜祭の安倍の犯罪性はどこかに行って、秘書が逮捕されたくらいで終わっている。安倍晋三はのうのうと生き残っている。
政権に忖度する身内の政治家や官僚は、罪に問われないどころか出世街道が用意されている。今回の山田真貴子も同じである。金のやり取りはなくても、ポストを与えることで忖度を評価しているのである。
農水大臣であった吉川貴宣の贈収賄が発覚したのも、安倍晋三が選挙資金を通常の10倍の1億5千万円も貰って、たんまりもらった金をばら撒いた選挙違反捜査の副産物である。今回の総務省の贈収賄でも、文春砲が菅義偉のドラ息子を追って記事になって、明らかになったに過ぎない。氷山ほんの一角でしかない。
ノーパンしゃぶしゃぶでも検察が積極的に動いて逮捕に至っている。今回の総務省の贈収賄事件は、”行政は歪められていない”と言い通して内部処分で一件落着で終わる。民間人が訴えても、政権に忖度されている現状の司法は動かないだろう。
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