そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

一家に一冊「嘘つきシンちゃんの脳みそ」を置いておきましょう

2021-03-04 | 安倍晋三

人はどんなに騒がれたことでも、時間が経てば忘れてしまう。為政者にとってそれはとても都合がいいことである。特に、安倍晋三が政権の座にいた時に、いやその間中、虚言を重ねてきたことは数えきれない。そうしたことの歯止めになるのが、絵本「嘘つきシンちゃんの脳みそ」齋藤芳弘・文、矢吹申彦・絵、SUPER EDITION発行1,000円(税別)である。僅か24ページのパプリカに溢れた絵本であるが、要所を抑えてはいる。
本書は、絵本の形をとっているのは、普及を狙ったといううより、忘備録的書物とした方がよい。冒頭「むかしむかし 子供の頃から嘘をつき続けて とある国の嘘理大臣になった シンちゃんという男の子の脳みそのお話です。」という文で始まる。
小学校時代からの嘘つき, 殆ど通わなかった大学を何故か卒業し、字が読めないシンちゃんがかわいそうと皮肉を込めて同情する。そういえば伊勢志摩サミットの嘘はそのままである。
チンチクリンのアベノマスクは400億円も出しながら、本人しか使わなかった時期も過ぎ、誰もが忘れてしまっている。北方領土問題では嘘に嘘を重ねて、マスコミすら報道することがなくなったが、本書では書ききれなかったのだろう。
世間が忘れていても、今回の総務省官僚たちの不正会食問題でも、加計学園の影や安倍昭恵のお友達が随所に登場する。一時噓がばれても死んだふりしていれば、時が経てば国民は忘れてしまっている。本書は忘備録として一家に一冊置いておくべきである。
コメント (1)
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