日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

日本の夏が暑いのは今年からではないのだけれど・・・

2005-06-01 07:24:09 | 社会問題
今日から6月。上着なしノーネクタイ推奨とのこと。
公務員が率先し、民間にも普及を薦めるとの話。
ニュースでは上着を片手に持った男性人の出勤風景を写し、「ネクタイを外し、第1ボタンを開けると、ふわっと楽になりますね」とのコメントも。

「赤信号 みんなで渡れば怖くない」なのか。
そもそも赤信号を点灯していたのは誰だろう。
自動車事故に遭わないための信号機。
それでは○○のための夏の上着やネクタイの○○はなんなのだろう。
夫の話
その1 昼休みにテニスをやって暑かったから、ネクタイをしないで法廷に出たら、裁判長から「○○さん、お持ちでしたらネクタイをしたほうが…」と注意されたとか。
この話を聞いたとき、25歳の若い裁判官に穏やかな口調で薦めた裁判長って、高圧的でなくていいなと、若い妻である私は思った。テレビでよくひな壇の裁判官が写るけど、法服を着た裁判官がノーネクタイってまだみたことないですよね。
その2 僕が(暑い季節の)最近上着を着ていないのを知っている書記官が「明日は高裁から長官が見えられますので、判事さん上着を着てくださいね」と忠告されたとか。
夏でも上着着用で、玄関前で長官を出迎え、見送るということを卒なくやることが仕事の書記官には、夫は要注意人物だったのか、と思った。
その3 今度裁判官の部屋にだけクーラーが入ったのだけど書記官の部屋は扇風機だけで暑いんだ。
自分たちだけが快適な部屋にいるのが嫌だから、僕は境目のドアを開けておくのだけれど、いつも誰かが閉めるんだ、と愚痴っていた。
まだクーラーが一般家庭にまで出回っていない出始めの頃(クーラーは部屋の容量に対応していると知らなかった)。
暑いと感じるのは立場によって差異があるはずはないのは誰でも知っている。
25歳のとき「裁判官だけ涼しい部屋にいること」が居心地悪かったのだろうけど、この感覚は生来のものなのだろう。
今も世の中が長袖シャツに背広姿でないと赤信号が灯ると思い込んでいることが不思議に思えるらしい。何年来ずっとジャケットで通している。
そして、今日のニュース。
ほら、また世の中が僕の考えに近づいてきたと、ちょこっとほくそえむだろう。


ちなみに夫は道路の赤信号ではしっかりと立ち止まっている通行優等生である。

コメント (1)
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