日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

懇切丁寧なニュース報道

2005-06-23 21:32:39 | 社会問題
夕飯の準備中、テレビのニュースが懇切丁寧に「長男」の親との関係、学校での様子、本人が何に不満を感じていたかと、よどみなく伝えている。伝えられていないのは名前だけ。
父親に対しては…、母親に対しては…。15歳の少年の話である。
精神的に動揺している状態で、聴取された少年の話がどこから漏れ聞こえたのか知らないけれど、擁護壁を持たない少年の話題は、次々と説明されて夕飯の支度をしている見ず知らずの私に聞こえてくる。
「少年法」は、その生育途中である少年の教育の可能性のために、大人と区別されているのではないのか。名前だけ伏せると、マスコミはルールを守ったことになるのだろうか。
人権侵害放送に対して、厳しくチェックと日頃から、テロップを流しているのではなかったろうか。
事件を起こしてしまったからには、人権がなくなるのだろうか。
マスコミ業界にチェック機能はないのだろうか。
事件を起こしたという少年が裁判所という場ではなく、テレビ報道などの懇切丁寧な情報を鵜呑みにした世間にまず断罪されてしまうこの国。
公共放送であれば、良識、節度のスクリーンを通して欲しいものです。
えぇ、これでチェック済み?

コメント (3)
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税制のこと、追記

2005-06-23 12:53:00 | 社会問題
「寄付金控除」の枠が広がるというのを小耳に挟んだので、「小さな政府」とパラレルで、これは良いことだなと思ったので追記です。
自分の収入の半分が税金となり、その先で不明朗な使われ方をするより、「被災者の役に立ちたい」「たまたま不遇な人のために」「発展途上国の人たちのために」あるいは「野球チームを作りたい」「音楽ホールを作りたい」こんな使い方の法が楽しくはありませんか。
(残念ながら私の税率は高くはありませんけど、高率の納税者の方が、率先して有意義な支出を気持ちよくできる国っていいなと思っています)
政府を小さくして、自分の稼いだお金の使途を自分で「寄付」という形で使った時には、所得控除が認められる、この方針を是非広く普及して欲しいと思います。
…となると、ペーパー会社ならぬペーパー慈善団体が雨後の筍のように出て来て、脱税の道具になってしまう…、という聞きたくない話もでてくるのでしょうか。
お金を貯めるのも難しいけど、有意義に使うのも知性と能力が要るのですね(君はそんな心配しなくていいから良かったね、と言われそうです、アハハ)。
若いイチロー選手や松井選手が「被災地に寄付します」などという記事を読むと、かっこいいなーと、思うおばさんだから…。
今日の話は「画餅」になったかしら。

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