日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

大学の危機はこれで改善?

2005-06-11 18:21:02 | 社会問題
「受験生確保に囲い込み加熱」10日朝日新聞名古屋版夕刊1面
東海地方の大学で、愛知万博と抱き合わせでオープンキャンパス1泊2日旅行ツアー5,000円というのもあるという。
一方ではケーキバイキングや豪華プレゼントの出る大学もあるとのこと。
「大学受験生」に対するサービスを提供し、勧誘しようという思惑でしょう。
大学が売り物にするのは、大学で何を学べるか、どんな将来が目指せるか、といった悠長なことでは、受験生が集まらないと考えた苦肉の策なのでしょう。
いくら私立大学といっても、国からの助成金が入っていると思います。
少子化で受験生が集まらないと淘汰される時代になるとはいえ、民間企業のアイディア頂き!っていっても、文部科学省の管轄下では不具合なサービスじゃぁないでしょうか。
判っていても背に腹は変えられない、という声が聞こえてきそうですが、先日来の橋梁談合の件と同じように、それぞれ業界にどっぷり使っていると、立ち居地を忘れてしまい、「大学生」が「4年分の授業料を払ってくるお客さん」に見えているのでしょうか。
おっとりした大学教授を当てにしていてはどうしようもないと、担当事務局が突っ走ったのでしょうか。
娘が国立大学文科系の1年に入学した時、「このカリキュラム、(空き時間が多いから)詰めれば半分になる。4年間もいらないね」といったことを思い出しました。
一生懸命受験勉強して張り切って入学した娘に、私は返す言葉を捜してしまいました。
留学が決まって、マンツーマンで語学の特訓していた頃、「○○ちゃん、アルバイトもしないで、空いた時間何してるの?」と、聞かれたことも。
大学生が、4年間でそんな現状を学んで卒業するのは悲しいことです。



コメント (1)
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