年金行政はどうなっているのだろう。
「未納者が多くて、将来パンク状態らしい」
「いや国がやっているから大丈夫なハズ」
と、どれをとっても推測の域を出ないところが心もとない。
この国に籍があるから、そのルールに則っていくのがどおりと思いたいのだけれど、天下りが談合に関与していた、とか、社会保険庁の経費の支出に不明朗なところがあるとか、ぼろぼろと欠陥が暴露されてくると、国が決めたルールといっても、構成メンバーである人が決めたものであり、結構利権の巣窟かも?と思うと、ため息が出る。
6年程前だったろうか。所得ゼロであっても二十歳過ぎれば国民年金納付義務が発生するので、滞納通知が来たことがあった。「所得がないので納められない」と滞納通知送付先に連絡すると、「世帯主に収入があるから納付義務が本人に発生するとの回答だった」二十歳を過ぎると大人ですと、成人式までやっておきながら、親を頼れとのシステムはおかしいのではないかと問いただしても、こちらではそれ以上のことは言えませんとのこと。
それはそうだけれど、ずっと制度の欠陥のような気がしていた。
注)その後、本人の無所得を証せば免除申請可能になった。
もうひとつ制度としてアンバランスだと思っていること。
年金受給者が高齢になってからでも入籍した場合、配偶者は自分の死亡時まで遺族年金を受け取れるという今のしくみについて。
個別の場合をとやかく言うつもりはないのだけれど…。
80歳超えのお年寄りのところに60代の親切な介護士さんが来て、ロマンスが芽生えるのも微笑ましい話です。好ましいと思った相手に、自分の財産を渡すのも自由です。
だけれども、後年になって配偶者となった人が、その後ずっと年金(遺族)受給資格を引き継ぐというのは、年金が不足だと連呼している現状では制度が甘いような気がします。遺族年金は納付期間を共に過ごしてきた配偶者に受け取る権利が及ぶものではないでしょうか。
先に述べた無所得者に納付義務を負わせるのも矛盾だったし、納付にまったく関わってもいなくても受給資格が保証されるのもアンバランスのように思える。
納付金に対応する受給額も知らされず、ただ信じろといわれて納めている年金。
私の意見としては、現状の年金事情がこんな不確かなものであるならば、いっそのこと規模を縮小して最低生活を保障する程度(生活保護よりは少し上、程度)の給付を保証することとしたらどうだろうか。
そして、余裕のある人は各自が民間の機関を利用するなりして、自分の意思で資産形成したほうが余程明朗な気がする。
かっては、国民から集められた年金資金で国のインフラ整備をすることも必要だったと思うけれど、戦後60年情況は随分様変わりしたのだから。
小さな政府実現の一助となるだろうし、民間への業務の移譲ともなるだろうに。
「未納者が多くて、将来パンク状態らしい」
「いや国がやっているから大丈夫なハズ」
と、どれをとっても推測の域を出ないところが心もとない。
この国に籍があるから、そのルールに則っていくのがどおりと思いたいのだけれど、天下りが談合に関与していた、とか、社会保険庁の経費の支出に不明朗なところがあるとか、ぼろぼろと欠陥が暴露されてくると、国が決めたルールといっても、構成メンバーである人が決めたものであり、結構利権の巣窟かも?と思うと、ため息が出る。
6年程前だったろうか。所得ゼロであっても二十歳過ぎれば国民年金納付義務が発生するので、滞納通知が来たことがあった。「所得がないので納められない」と滞納通知送付先に連絡すると、「世帯主に収入があるから納付義務が本人に発生するとの回答だった」二十歳を過ぎると大人ですと、成人式までやっておきながら、親を頼れとのシステムはおかしいのではないかと問いただしても、こちらではそれ以上のことは言えませんとのこと。
それはそうだけれど、ずっと制度の欠陥のような気がしていた。
注)その後、本人の無所得を証せば免除申請可能になった。
もうひとつ制度としてアンバランスだと思っていること。
年金受給者が高齢になってからでも入籍した場合、配偶者は自分の死亡時まで遺族年金を受け取れるという今のしくみについて。
個別の場合をとやかく言うつもりはないのだけれど…。
80歳超えのお年寄りのところに60代の親切な介護士さんが来て、ロマンスが芽生えるのも微笑ましい話です。好ましいと思った相手に、自分の財産を渡すのも自由です。
だけれども、後年になって配偶者となった人が、その後ずっと年金(遺族)受給資格を引き継ぐというのは、年金が不足だと連呼している現状では制度が甘いような気がします。遺族年金は納付期間を共に過ごしてきた配偶者に受け取る権利が及ぶものではないでしょうか。
先に述べた無所得者に納付義務を負わせるのも矛盾だったし、納付にまったく関わってもいなくても受給資格が保証されるのもアンバランスのように思える。
納付金に対応する受給額も知らされず、ただ信じろといわれて納めている年金。
私の意見としては、現状の年金事情がこんな不確かなものであるならば、いっそのこと規模を縮小して最低生活を保障する程度(生活保護よりは少し上、程度)の給付を保証することとしたらどうだろうか。
そして、余裕のある人は各自が民間の機関を利用するなりして、自分の意思で資産形成したほうが余程明朗な気がする。
かっては、国民から集められた年金資金で国のインフラ整備をすることも必要だったと思うけれど、戦後60年情況は随分様変わりしたのだから。
小さな政府実現の一助となるだろうし、民間への業務の移譲ともなるだろうに。