日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

結婚時期が早いこと遅いこと

2005-06-29 17:29:21 | 私の雑感あれこれ
26日の日経新聞土曜プラス1の女優岩橋道子さんの記事から。
旅行が趣味。休暇が取れると一人海外へ出かけるという。タイの首長族の村を訪ねたときの話。「その村では女性は15歳で結婚し、20歳までには子供を産むのが普通です」と。
彼女は19歳になる村長の娘さんと話こみ、「村の人と結婚して、このままの人生でいいのだろうか」と悩んでいるようだったと。
そして「30歳も過ぎた女性がどうして一人で生きて行けるのか」と彼女のことを不思議に思ったという。
これは現代の話。
日本もかつては、タイのその村のような時代があって、少しずつ少しずつ場が与えられるようになって、今にいたっている。
愛知万博には沢山の国が参加しているけれど、そこに展示されているのは、ホンの一面。
きっと、戦前に娘時代を送った私達の先輩がそんな話を聞くと、「私達もそうだったのよ」と答えるのだろうな。そう、女が4年制大学を出ると婚期が遅れるという話題は昭和40年代後半まではあった。
100年足らずの違いなのだけれど、当事者にとってはかけがえのない人生そのもの。
そして、結婚しなくても飢えることなく暮らしていけるこの国では、「少子」というつぎの問題を抱えている。

コメント (3)
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