日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

『モッタイナイデス』

2005-06-03 06:21:52 | 私の雑感あれこれ
昨日は昼前から雨。
午後、傘をさしながら所用で街中を歩いていると、デパートの前で『モッタイナイデス』と会話する小さな声が聞こえてきた。
若いブルネットと金髪の二人の女性(近頃は外国人と注を入れるべきなんですね。笑)が、中年の日本女性に伝えるためにいっているのだと察することが出来た。
デパートの入り口で若い二人は、濡れた傘をビニール袋に入れようとしていた。
一歩前にいた中年女性は、二人の仕草が目に入り、「それは使用済みのビニール袋で、こちらの機械に傘を差し込むのですよ」と教えようとしていた。それに対して、にこやかに上記の言葉が聞こえたというわけです。
そのデパートの他の入り口にも傘を袋に入れる機械(『傘ポン』と命名されていた)がおいてあり、傘を袋に入れる手間にまで機械が顔を出すのは日本だけだろうなと微苦笑。
その場面の話はそれだけのことです。
少し前、アフリカ人でノーベル平和賞をもらった女性(名前を調べず相すみません)が、日本にきて『モッタイナイ』という言葉(と節約の精神)を学んだので、自分の国でも広めたいと言っておられたのをテレビで見ていたから、外国の人が話す日本語の『モッタイナイデス』が耳に残ったのです。
…が、『モッタイナイ』の使い手が反対です。
『モッタイナイ』精神の輸出かなと、ニュースでは相槌を打っていたのに、どっこい「『モツタイナイ』精神の輸入も必要ですよ!」という警告も出ているようです。
そう思われませんか?

実は私もビルに入る時にしぼめると3段にたたまれてしまう傘だったのでビニール袋は使えないなーと思案していたところだったので、ささやかな顛末ですが、ちょっと心に留まりました。
コメント (2)
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