代表撮影
自民党憲法改正草案を読む/番外374 (情報の読み方)
2020年08月10日の読売新聞(西部版・14版)の2面。奇妙な写真を見た。長崎の原爆の日の式典に出席したあとの安倍の写真である。記者会見をしている。見出しは、
緊急事態首相「再宣言」に慎重
何も語っていない。
その記者会見の写真が「代表撮影」なのである。
記者会見で「代表撮影」?
もし撮影される人が、皇室関係者、あるいは国賓として来日している重要人物ならわからないでもないが(記者が押しかけ、混乱しては困る)、なぜ安倍の記者会見で代表撮影なのか。時間に制限があり、混雑すると移動が困難になるというのか。
どうも、おかしい。
一説に、安倍の健康不安がささやかれている。吐血した、という噂だ。
そこから推測するに。
この代表撮影は、安倍サイドが「写真写り」をチェックするためのものなのだろう。健康不安をうかがわせるものは排除し、問題のないものだけを配信させる、ということではないのか。
問題は。
たとえ安倍サイドが、写真撮影は一社に限定したい(代表撮影で行ってもらいたい)と行ってきたのだとしても、それを取材側が受け入れていいのかどうかである。やりとりの詳細がわからないが、これはとてもおかしい。
広島原爆の日の「記者会見」が4問で打ち切り、5問目を質問しようとした朝日記者が腕をつかまれ、制止されたということが話題になっている。長崎の記者会見は2問限定。記者会見自体が、非常に不自然なのだ。
しかも、安倍が「質問/答え」を記入した紙を持っている姿がテレビでは報道されている。ネットでも出回っている。
安倍は、よほど体調が悪いのだ。「原稿」なしでは、考えることもできないくらいに「不安」を抱えているのだ。それを隠そうとしている。
安倍サイドが隠そうとするのは仕方がない。
しかし、こういうときこそ、記者は「真実」を報道する必要がある。「質問制限」をそのまま受け入れたり、「代表撮影」を受け入れるべきではない。受け入れるのなら受け入れるで、なぜ「代表撮影」なのか、それがわかるように読者に説明すべきだろう。
これでは、新聞社が安倍の「嘘」に加担することになる。
#安倍を許さない #憲法改正 #天皇退位
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