詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

破棄された詩のための注釈10

2020-08-10 11:33:06 | 破棄された詩のための注釈
破棄された詩のための注釈10
             谷内修三2020年08月10日

 ある現実と、その現実とは無関係な論理が出会うと、ことばが不規則な幻想を生み出す。このことばの運動が「批評」と呼ばれる。「現代詩」の世界では。
 例1 腋の下の窪みと鎖骨の窪みはどこでつながっているか。全身を黒い布で覆うムスリムの欲望でつながっている。
 例2
 例3

 書かれたあとで、傍線で消されたのは、「例1」ではなく、その前の「注釈」である。「例2」「例3」は空白のまま、やはり傍線で消された。

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