詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

六本松一号公園

2014-12-11 00:21:12 | 
六本松一号公園

六本松一号公園には背もたれと座面が木でできたベンチが二つ。
雨に洗われ、日に灼かれ、風に晒されて頑固な木目が浮かび上がっている。
この公園にも時間が通って行ったのだとわかる。
ことばは、冬の日に背中を温めながら、そこで本を開く。
ときどき奥のやぶの方をみつめる。それから、
本のなかのことばと共通の過去について話し合う。
どうやって抜け出してきたか、そしてここからどうやって抜け出すか。
奥の砂場で犬が寝転んで砂浴びをする。こどもが笑う。

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