福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

1000万突破の大ヒット

2023年07月05日 |  ┣銀幕のチャジャン
범죄도시 3 「犯罪都市 3」 〇〇〇〇-
(1884)



2023年に公開され、1000万を超える観客を動員した刑事物アクション。
シリーズ第3弾に当たる作品だ。

内容は、日本のヤクザと結託して韓国で麻薬を密売している極悪の腐敗
警官を、怪力の主人公刑事が成敗する物語。

悪役の新鮮さ、という点では、新しい世相を反映した前2作(在韓中国
朝鮮族や東南アジアを拠点にした韓国人)に比べ、既視感の漂う陳腐な
キャラクター設定だったと言えよう。また、肝心の悪役の凄みについても、
前2作ほどの狂気や迫力は感じられなかった。

一方で、前2作よりパワーアップした感のある主人公刑事の超人的な
怪力ぶりは、ブログ主には、過剰にすぎる演出にしか見えなかった。

主人公の活躍を通じて見る者にそれなりの爽快感を与え、興行的に
大成功した映画ではあるが、正直、ブログ主の趣向を大満足させてくれる
までの作品力はなかった、ということだ。

なお、この映画にブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が登場することはなかったが、関連シーンが1度だけ、
あるにはあった。

主人公が初対面の相手(悪役の腐敗警官)に名刺を渡したシーンだった。
彼は、その時、間違えて名刺ではなく名刺サイズの中華料理店のカードを
渡してしまっていた。

店名は「선영반점(善英?飯店)」。


△主人公からもらった名刺を確認する悪役刑事

ブログ主は、このシーンに笑いながらも、同時に、多くの韓国人同様、
赤いカードの向こうに、チャジャン麺やチャンポン、酢豚を見た。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画では、特定の事物や言葉が、観客(主に韓国人)の脳裏に
条件反射的にチャジャン麺を連想させるようなシーンもあるのだ。


(終わり)

不良少女とチャジャン麺

2023年07月02日 |  ┣銀幕のチャジャン
불도저에 탄 소녀  「ブルドーザーに乗った少女」 〇〇〇--
(1882)



2022年に公開されたインディーズ系の家族ドラマ。

弟思いで正義感の強い不良少女を主人公に、彼女が社会の不条理に
痛めつけられながらも、めげずに人生を生き抜いていく姿が描かれて
いる。


△中華料理店の店名は「해적의 짬뽕(海賊のチャンポン)」

この映画では、主人公家族が中華料理店を経営していた関係で、
ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が
登場しないはずもなかった。


△画面の中にチャジャン麺は1皿

ただし、登場シーンはたったの1度だけ。しかも、営業中の店内を映した
シーンの背景に隠れ、特別な関心を持って意識しなければ気がつかない
ような登場の仕方だった。


△画面の中にチャジャン麺が3皿

それでも、チャジャン麺ウォッチャーであるブログ主の目を喜ばせる
には十分だった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

画面の背景に隠れたチャジャン麺を探すのも、また一興である。


(終わり)

チャジャン麺とウォンビン

2023年06月30日 |  ┣銀幕のチャジャン
아저씨  「アジョシ」 〇〇〇〇〇
(1881)



2010年に公開され600万を超える観客を動員した、勧善懲悪型の痛快
アクション。主演はウォン・ビン

(※今回、久しぶりに再鑑賞した。実際、4、5回目の鑑賞になるはず
だが、なぜか、初回の鑑賞を当ブログで記録していなかった。)

成人指定の、かなりえぐい場面を含む映画ではあるが、韓流アクションの
傑作と呼べる作品だ。

ところで、この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)がしっかり登場していた。


△チャジャン麺を食べていた手下

ウォン・ビン演じる主人公の男が、飛ばしの携帯を扱っている闇業者の
事務所を訪ねた時のシーンだった。


△ウォン・ビンの後ろに小さくチャジャン麺が見える

手下の男が、テーブルでチャジャン麺を食べていた。


△投げられる手下とチャジャン麺

男は主人公に派手に投げられてしまうことになるが、画面の片隅には、
ちゃんとチャジャン麺があった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

チャジャン麺ウォッチャーを自認するブログ主としては、シーンの背景に
小さく映るチャジャン麺を発見する時の喜びは大きい。


(終わり)

字幕とチャジャン麺

2023年06月12日 |  ┣銀幕のチャジャン
目下、韓国の映画界では5月31日に公開された「犯罪都市3」が、瞬く間に
700万を超える観客を動員するなど、大ヒットを記録中だ。

ブログ主もできるだけ早く、この映画を(ネット上で)鑑賞したいと
思っている。

ブログ主自身、非常に楽しく鑑賞した前2作品に続く、シリーズ第3作目と
いうこともあり、大いに期待しているのだ。

さらに、チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)ウォッチャーとして、
独自の視点から注目している作品でもある。

と言うのも、シリーズの第1作、第2作では、ともにチャジャン麺シーンが
登場しているのである。

はたして、この第3作にもチャジャン麺が登場するのであろうか?仮に
登場するとして、一体、どんなシーンになるのだろうか?

正直なところ、ブログ主の場合、映画自体に対する期待よりも、こっちの
関心の方がはるかに大きい。

そんなこんなで、先週末、シリーズの原点ともなったヒット作「犯罪都市」
鑑賞番号5)を、久しぶりに再鑑賞した。


△中国語で電話に出る朝鮮族の捜査協力者

そして、あらためて、この作品におけるチャジャン麺シーンを、じっくり
吟味させてもらった。


△チャジャン麺と中国語とハングル字幕が共存するシーン

中国公安警察に偽装した捜査協力者の朝鮮族の男2人が、チャジャン麺を
食べるシーンだ。

このシーンでは、朝鮮族の1人が電話で話す中国語にハングルの字幕が
付いていた。

チャジャン麺とハングル字幕のコラボ。

これはこれで、なかなか珍しく、貴重なワンシーンであることは間違い
ない。

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

一口にチャジャン麺シーンと言っても、そこには、様々なバラエティが
あるのである。


(終わり)

プサン機張の裏社会

2023年06月08日 |  ┣銀幕のチャジャン
바람개비  「風車」 〇〇---
(1869)



2023年に公開された青春ドラマ。プサン市キジャン(機張)の裏社会に
生きる1人の青年が、腹黒い宿敵との抗争には、かろうじて勝利を収める
一方、こじらせてしまった女性関係が元となり破滅していく物語。

主人公に再起の可能性が残されているとは言うものの、非常に後味の悪い
結末で終わる映画だった。

ただし、この映画にはブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が登場し、ブログ主を喜ばせてくれた。


△チャジャン麺と酢豚

テグ(大邱)系の組織に入る前の主人公が、友人と2人で中華を食べる
シーンだった。


△チャジャンソースがしっかり絡んだ麺

この時、主人公はチャジャン麺を、そして友人はチャンポンを食べながら、
2人でいっしょに酢豚をつついた。


△豪快にチャジャン麺を口に運ぶ主人公

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

やはり、韓国の青春映画には、チャジャン麺がよく似合う。



(終わり)

阿部寛と出前箱と

2023年05月15日 |  ┣銀幕のチャジャン
나는 여기에 있다 「オレはここにいる」 〇〇---
(1860)



2023年に公開された異色の刑事物映画。

射殺された連続殺人犯の肺を移植され命を取りとめた過去を持つ
刑事が主人公。

現在、その刑事が追う殺人事件の容疑者は、刑事と同じ殺人犯から
心臓を移植された青年で、自分の恋人を強姦しようとたくらんでいた
3人の男を手にかけてしまう、という悲しい動機の持ち主だった・・。

なかなか見ごたえのある映画だった。

この映画では、物語の本筋とは無関係ながら、主人公の刑事が、見る
角度によっては日本の男優、阿部寛によく似ていたことが始終、気に
なって仕方がなかった。と言うより、気が散って仕方がなかった。


△なぜ阿部寛が韓国映画に?

ブログ主が韓国映画を見ていて、時々あることだ。日本人も韓国人も
同じ黄色人種なので、両国で似た顔つきの俳優がいたって不思議では
ないと頭ではわかっているのだが、いざ実際に映画を見ていると、
どうしても心がざわついてしまうのだ。

ちなみに、この映画は刑事物でありながら(?)、ブログ主こだわりの
チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が登場することはなかった。

ただし、関連シーンがあるにはあった。


△さぼり癖のある青年は、この後のシーンで仕事を首になる

殺人事件の犠牲者3人のうち1人が、山東飯店という中華料理店で配達の
仕事をしていたのだ。

例によって、彼が手にした出前箱の中に、回収したチャジャン麺の容器が
入っていた確率は非常に高い。


(終わり)

お一人様でチャジャン麺

2023年05月09日 |  ┣銀幕のチャジャン
내가 고백을 하면  「僕が告白すれば」 〇〇〇--
(1857)



2012年に公開された穏やかで静かな恋愛映画。

主人公の男性は、ソウルで小さな映画製作会社の代表と監督を兼任しながら、
週末は江原道のカンヌンで過ごす大のカンヌンファン。一方、女性の方は、
生まれ育ったカンヌンの地で看護師をしながら、週末にはソウルを訪れ、
演劇や独立映画などを楽しんでいる。

そんな2人が、ソウルから数年前、カンヌンに移住した共通の知人を通じて
知り合う。そして、宿泊費を浮かすため、週末だけお互いのアパートの
1室をレンタルしあう関係になり、やがて2人の関係は恋へと発展していく。

全体的に穏やかで静かな流れの映画ではあったが、物語の展開には
そこそこ引き込まれた。

なお、この映画にはブログ主がこだわり続けているチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、1度だけ登場した。


△お一人様でチャジャン麺

主人公女性が1人で静かに外食するシーンだった。


△ズルズルっと小さな音を立てながら麺をすする女性

考えて見ると、女性が「おひとり様」でチャジャン麺を食べるシーンは、
けっこう珍しいのかもしれない。

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

女性が1人、小さな音を立てながら静かに味わうチャジャン麺シーンも、
なかなかよいものだ。


(終わり)

シカゴチャンポン

2023年04月28日 |  ┣銀幕のチャジャン
천사의 시간  「天使の時間」 〇〇---
(1849)



2018年に公開された悲しい愛の物語。

病院に入院中、偶然、出会った高校3年生の少年少女が引かれあい、
うぶで純粋な恋に陥る。しかし、残酷な運命は、少女の失明を急がせ、
少年の腫瘍を悪化させていく。

少年は死後、自らの遺言により少女に角膜を提供し、少女は再び目が
見えるようになった。

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、物語の展開にはけっこう
引き込まれてしまった。


△少女の母親は少女の友人たちにチャジャン麺を振舞う約束をする

なお、この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、1度だけ会話の中に登場した。


△チャンポン専門店の店名は「シカゴ・チャンポン」

主人公の2人が友人らといっしょに外食に出かけ、チャンポン店に
入ったシーンでは、(チャジャン麺登場の)期待感が高まったが、
見事に空振りに終わった。


△全員がチャンポンを食べている

ブログ主が観察する限り、全員、チャンポンを食べていた。

(終わり)

ゴーストたちの島

2023年04月17日 |  ┣銀幕のチャジャン
가려진 섬   「遮られた島」 〇〇〇〇-
(1843)



2023年に公開されたファンタジックスリラー。

生前苦しんだ人間たちの魂がゴーストとなり幸福を目指して暮らす、
南海沖(対馬海峡沿岸)の孤島。年中、霧に覆われたその島を支配して
いるのは、ゴーストの村長と彼に協力する人間のムダン(女性霊能者)。

この映画では、南海に面した小さな漁村で住み込みの仕事を紹介され、
漁港を訪れた青年が、1人の島民に導かれその島に渡り遭遇する、世にも
奇妙な物語が描かれている。

荒唐無稽な内容ではあったが、物語の展開には、けっこう引き込まれた。

ところで、例によって、この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)が登場してくれた。


△職業紹介所の所長がチャジャン麺を食べている

主人公の青年が、漁村の小さな職業紹介所を訪れる直前のシーン
だった。


△トイレットペーパーにはちゃんと存在理由がある

なぜか、所長の男が事務所でチャジャン麺を食べる様子が丁寧に
映し出された。


△アップで映し出された所長とチャジャン麺

最後に男が、準備していたトイレットペーパーをクルクルっと右手に
巻き、口元をぬぐうシーンまで見せる念の入れようだった。


△ペーパーで口元のチャジャンソースをふき取る所長

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画を見ていて、不意に登場するチャジャン麺シーンに、喜びと
安心感が入り交じったような感情まで抱くようになってしまった
最近のブログ主である。


(終わり)

中映画のリメイク作品

2023年04月16日 |  ┣銀幕のチャジャン
소울메이트  「ソウルメイト」 〇〇〇--
(1842)



2023年に公開された青春ドラマ。2人の女性の濃厚で数奇な友情の軌跡を
ミステリータッチで描いた映画。原作は中国映画(小説、ドラマ)の
ソウルメイト」。

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、例によって、この映画にも
ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が、さりげ
なく登場してくれた。


△チャジャン麺を食べながら窓口越しに客に対応する安宿の主人

主人公の2人がいっしょに旅行したプサンで、結局は泊まらなかった
安宿の主人が手にしていたのが、チャジャン麺だった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画の中にチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅は、まだまだ
続いていく。

(終わり)

斜め下からチャジャン麺

2023年04月15日 |  ┣銀幕のチャジャン
당신이 잠든 사이에  「あなたが寝ている間に」 〇〇---
(1841)



2008年に公開されたラブコメディ。

おバカで並外れて酒癖の悪い33歳の女性が繰り広げるドタバタ恋愛劇。

ブログ主の趣向には全く合わない映画だったが、幸いなことに(?)、
この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が、
しっかり登場してくれた。


△仲のいい友人2人に挟まれてチャジャン麺を食べる主人公

主人公が仲のいい友人2人(1人はこれまで10年間、主人公だけを
思い続けてきた一途な男性)といっしょに、出前のチャジャン麺を
食べるシーンだった。


△チャジャン麺をすすり上げる主人公

この3人の食事では、わざわざ前方左斜め下から主人公の口元を写した
シーンが、実に印象的だった。

これまで、韓国映画に登場する数多くのチャジャン麺関連シーンを観察
してきたブログ主ではあるが、さすがに斜め下から見上げる形での観察は
記憶にない。

そういう意味では、ブログ主にとって特別な意味を持つ映画だったと
言えよう。


(終わり)

黒い袋からチャジャン麺

2023年04月14日 |  ┣銀幕のチャジャン
솔라 플라워  「ソラフラワー」 〇〇〇〇〇
(1840)



2023年に公開されたインディーズ系の悲恋ドラマ。

ナイトクラブ(地下)の上階にラブホテルが入ったビルの屋上には、
天井の低い管理小屋がある。ボスの命令で他人の罪を背負い4年の刑期を
務めた青年が、出所後、その小屋の一部屋とラブホテルの仕事をあて
がわれる。

ラブホテルでの仕事をもらってすぐ、青年は、1人親である継母の再婚に
より家に住めなくなってしまった家出少女(女子高生)と出会い、孤独な
2人の間に精神的な交流が始まる。

やがて2人の間には恋心が芽生え、ともに生きていく未来を夢見るように
なる。しかし、結局、残酷な運命が、2人の美しい夢を打ち砕く。瀕死の
青年は、少女と約束した地下鉄駅に何とかたどり着きはしたが、病院に
運び込まれた後、命を失う(正確には脳死判定後、臓器寄贈)。

ブログ主好みの、胸が締め付けられるような、切なくも悲しい恋の物語
だった。


△主人公青年の暮らすラブホテル屋上の管理小屋

例によって、この映画にも、ブログ主がこだわり続けているチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)が、さりげなく登場してくれた。


△黒いビニール袋の中にはテイクアウトの料理が入っている

青年が、家出少女と2人で、出前ではなく、テイクアウトのチャジャン麺を
食べるシーンだった。


△料理はチャジャン麺なのかチャンポンなのか?

黒いビニール袋から取り出してしばらくは、その料理がチャジャン麺
なのかチャンポンなのか、判然としなかった。


△混ぜた麺は黒かった!

はっきりしたのは、青年が割り箸で麺を混ぜ始めた時だった。


△チャジャン麺を食べる家出少女

おちょぼ口でチャジャン麺をすすり上げる家出少女(女優はソ・ジヒ)の
姿が、何とも可憐に感じられた食事シーンだった。

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

甘口のチャジャン麺は、甘いからこそ切ない悲恋の物語にもよく似合う。
そう思うのはブログ主だけだろうか?


(終わり)

ヘウンデ大型開発の闇

2023年04月12日 |  ┣銀幕のチャジャン
대외비 「部外秘」 〇〇〇〇〇
(1838)



2023年に公開された社会派の犯罪サスペンス。

1990年代の釜山、海雲台を舞台に、新旧の政界権力者2人による、殺人も
厭わない熾烈な権力闘争を、大型開発計画(部外秘)が生み出す巨額利権の
行方(ゆくえ)を絡めながら描いた作品。

プサン好きのブログ主には、プサン方言も含め、非常に楽しめる映画
だった。


△チャジャン麺を食べる、プサン最大の暴力組織の親分

例によって、この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△ひっくり返されたテーブルにはチャジャン麺がのっていた

検察や新聞社まで巻き込んだ熾烈な暗闘を繰り広げた末、最終的には
手を握る新旧の権力者2人に、うまいように利用され、最後に命まで
奪われることになるヤクザの親分が、事務所でのどかにチャジャン麺を
食べるシーンだった。


△始めは、利権の奪取をもくろむ新勢力の中年政治家に仕えていた親分

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

やはり韓国映画では、血なまぐさい権力闘争には、ドロドロのソースの
かかったチャジャン麺がよく似合う。そう思うのは、ブログ主だけ
だろうか?


(終わり)

中華の配達夫が失神

2023年04月11日 |  ┣銀幕のチャジャン

△地下駐車場に車を入れる親分の前に中華の配達夫が

碁を愛するヤクザの親分と天才棋士。親子ほど年の離れた2人の男の、
命を懸けた魂の交流を描いた韓国映画「ストーン」(鑑賞番号1836)。


△親分の車をつける中華の配達夫

実はこの映画の中にも、ブログ主がこだわり続けているチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)と微妙に関連のあるシーンが1度だけ、登場
した。


△親分とすれ違った後、背後から親分を刃物で襲う刺客

親分を地下駐車場で襲った刺客が、親分に近づくために中華の配達夫に
扮装していたのだ。


△親分の反撃に会い、コテンパンにのされる刺客の男

この時は、親分暗殺の企ては失敗し、刺客の男は親分から気を失うまで
殴られ続けた。

さすがに刺客の出前箱の中にチャジャン麺が入っていたとは考えにくいが、
通常なら、中華の出前箱の中には十中八九、チャジャン麺(あるいは
回収されたチャジャン麺の皿)が入っていると見ていい。


(終わり)

ライバルはラーメン

2023年04月06日 |  ┣銀幕のチャジャン
카운트   「カウント」 〇〇〇〇-
(1834)



2023年に公開されたヒューマンなスポーツ映画。実在の人物をモデルに
創作された作品。

主人公は1988年のソウルオリンピック、ボクシング競技で金メダルを
獲得しながらも、不公正判定疑惑で自国世論からも「韓国の恥」と
叩かれ、失意のうちにボクシング界を去った青年。

青年は、不公正な判定が敗者だけではなく勝者の人生にも深い傷を
負わせることを身に染みて知ることになった。


△主人公は慶尚道方言を話していた(日本語訳は北九州弁に)

それでもボクシングを愛してやまない青年は、母校の高校(映画では
慶尚南道鎮海)のボクシング部の指導者としてボクシング界に復帰する。
そして、献身的に部員たちを鍛えるとともに、信用が地に落ちた韓国
ボクシング界の立て直しにも邁進し、自身とボクシングの名誉を回復
していく。

たとえダウンしても、カウントが10数えられる前なら、立ち上って
再び闘うことが許されているのがボクシング。

見ごたえのある、なかなかいい映画だった。


△店名は「慶和飯店」

この映画では、主人公の指導の下、後に全国大会で優勝することに
なる1人の部員が中華料理店で配達のアルバイトをしていたこともあり、
ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が、一度
だけ(関連のセリフを含めれば2度)画面に登場した。


△黒っぽい麺からチャジャン麺であることがわかる

実際のところ、この映画ではインスタントラーメンやチャンポンより
ずっと小さな扱いだったが、それでも、さりげなく登場するところは、
さすがのチャジャン麺である。


△韓国映画の中で、即席ラーメンはチャジャン麺の最大のライバル

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。



韓国映画の中にチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅は、まだまだ
続くのである。



(終わり)