福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ながらスマホも韓国流

2023年10月22日 |  ┣銀幕のチャジャン
신촌좀비만화  「新村・ゾンビ・漫画」 〇〇〇〇-
(1933)



2014年に公開されたインディーズ系のオムニバス映画。それぞれに
見ごたえのある3本の作品を集めた映画だ。

3本の中では、SNSで知り合った本名も知らない女子高生の「殺して」と
いう、単なるつぶやきを真に受け、ついには本当に女子高生の兄を殺害して
しまった男子高生2人の狂気の物語が、強く印象に残った。


△チャジャン麺を食べながらスマホ

なお、この作品には2人の男子高生が並んで出前のチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)を食べるシーンも登場した。


△出前の容器を新聞紙に包みながらもスマホ

チャジャン麺ウォッチャーを自認するブログ主の目と耳を、大いに
喜ばせてくれた。

それにしても、チャジャン麺を食べながらスマホ、とは、いかにも
韓国的な光景である。


(終わり)

韓流カンフーコメディ

2023年10月19日 |  ┣銀幕のチャジャン
우리마을 「私たちの村」 〇〇〇〇〇
(1930)



2019年に制作された、痛快などんでん返しのある「武侠」コメディ。

韓国の映画や漫画、小説の世界では、「무협/武侠」と呼ばれる分野の
韓流カンフー物が、マイナーながら一定の人気を集めている。

この映画は、ある村に居座り横暴の限りを尽くす流れ者のカンフーの
達人が、想定外の正義の男に退治されるまでを描く、ナンセンスコメディ。

意外性に富んだ非常におもしろいB級コメディ映画であった。
  
ところで、この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△村人が立ち寄った粗末な町中華

村長の指示を受け、村に居座る横暴なカンフー使いを退治してくれる
正義の武術家を探しに旅に出た村人が、ある町の中華食堂で食事を
するシーンだった。


△メニューはチャジャン麺、チャンポン、うどんの3種類

背景となる時代設定が韓国独立直後だったこともあり、壁のメニューに
書かれたチャジャン麺(「자장면」)の表記が昔風だった。


△チャジャン麺をかき混ぜる村人

その店で村人が食べた料理がチャジャン麺だった。


△チャジャン麺を食べる村人

ネタばらしをすれば、物語の最後の最後に、村を救う真の正義の味方は、
この中華食堂で配達夫をしていた、一見、だらしのない単なるホラ吹きに
しか見えない男だった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。



韓国映画の中にチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅は、今やっと緒に
就いたばかりなのかもしれない。


(終わり)

宅配三役そろい踏み

2023年10月17日 |  ┣銀幕のチャジャン
타겟   「ターゲット」 〇〇〇--
(1928)



2023年に公開されたスリラー映画。

ネットを通じた中古品の直取引で詐欺にあった女性が、同じ詐欺師の
別IDによるサイトを偶然、見つけ出し、サイト上の掲示板で売り主の
正体を暴露したばかりに、天才的ハッカーでサイコパスでもある詐欺師の
怒りを買い、命の危機に瀕する物語。


△主人公のアパートにチャジャン麺を届けた中華の配達夫

この映画では、主人公の個人情報を盗み取ったサイコが主人公の名を
かたり、主人公のアパートに嫌がらせの出前を届けるシーンに、ブログ主
こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)がセリフで登場した。


△主人公のアパートで鉢合わせになった3人の配達夫

同じ時間帯に主人公のアパートに出前を届けに来た配達夫は、チキン、
チャジャン麺、ピザの順。

まさに、韓国における宅配料理の三役そろい踏み、と言ったところか。

この後、主人公の首を真綿で締め上げるようにエスカレートして行く、
サイコによる主人公に対する制裁行為の極々初期段階の嫌がらせだった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画の中にチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅は、全く飽きの
来ない、実に変化に富んだ旅である。


(終わり)

目の前のミニカップ麺

2023年10月15日 |  ┣銀幕のチャジャン
달짝지근해  「甘ったるい」 〇〇〇〇〇
(1927)



2023年に公開され、130万を超える観客を動員した異色のラブコメディ。


△中年のキム・ヒソンが非常にいい味を出していた

さえない独身男と大学生の娘を持つシングルマザーという40代の男女が
繰り広げる、可笑しくて、ちょっと悲しくて、そして心の温まる大人の
恋物語。

久しぶりに良質の韓流ラブコメディーを鑑賞させてもらった。

ところで、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、ほんの一瞬、登場したことをブログ主は見逃さ
なかった。


△兄は、女性がお金目当てで弟に接近したと思い込んでいた

当初、女性が男に接近した目的がお金にあると考え、2人の恋に強く
反対していた男の兄が、スーパーにギャンブル仲間の女性を訪ねた時の
シーンだった。


△ギャンブル仲間に詰め寄る兄

兄は、ギャンブル仲間の女性に弟を誘惑して2人の仲を裂くよう頼んで
いたのに、仲間が2人の味方になってしまったことにひどく腹を立てていた。


△兄の顔の前にはチャパゲティ・ポムボク・ミニカップ

そして、興奮した兄が八つ当たりで揺すぶった商品棚の真正面に置いて
あったのが、他ならぬチャパゲティ(即席チャジャン麺)のミニカップ麺
だった。

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

眼鏡をかけた上に老眼のくせして、けっこう鋭い観察力を持っているのが
ブログ主なのである。


(終わり)

メモ紙の「チャ」の意味

2023年10月14日 |  ┣銀幕のチャジャン
韓流ミステリー「彼女の趣味生活」(鑑賞番号1926)に、ブログ主
こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が登場したことは、
すでに紹介した。

ここでは、さらに細部にこだわった観察の成果を公開する。


△町中華の動画広告版にチャジャン麺(青囲み)

ワケありの女性が、空き家になっていた農園主の邸宅にベンツに乗って
引っ越してきた日のシーンだ。

彼女は、村の中華料理店に出前を頼んだ。


△女性からの注文を受ける町中華の女主人

この時、料理名のわかるシーンはなかったし、その後、彼女がどんな
料理を受け取り、どんな料理を食べたのかがわかるシーンも一切、
なかった。


△女性からの注文をメモする手

しかし、ブログ主は、町中華の女主人が注文を受けた際に残したメモの
内容から、女性がチャジャン麺を注文したことを知ることができた。


△女性からの注文のメモ

メモには、走り書きされた「짜」(チャジャン麺の「チャ」)の一文字が、
しっかり残されていた。


△メモの内容

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

細部にこだわってこそのチャジャン麺ウォッチャーなのである。


(終わり)

女の恨とチャジャン麺

2023年10月13日 |  ┣銀幕のチャジャン
그녀의 취미생활「彼女の趣味生活」 〇〇〇〇-
(1926)



2023年に公開された復讐ミステリー。


△昼食に出前のチャジャン麺を取った農園作業員たち

慶尚北道の因習的な山村を舞台に、祖母の手により育てられた薄幸の
主人公女性が、新しく村で暮らし始めたワケあり女性に導かれるように、
自分を苦しめて来た悪魔的な暴力夫や村人たちに制裁を加える物語。


△中学生だった主人公を強姦し、今度は離婚し村に戻った彼女を付け狙う男

長年にわたり積もりに積もった内向的な女の「恨」が、映画の終盤部
以降、一気に放出される、なかなか見ごたえのある復讐劇だった。


△利己的で底意地の悪い村の女たち

なお、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△耐え続けた主人公女性の人生

主人公を含む農園の作業員たちが、昼食で出前のチャジャン麺を食べる
シーンだった。


△主人公たちに出前を届けた町中華

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

韓国映画の中にチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅は、まだまだ奥地を
目指す。


(終わり)

タトゥーを入れた料理人 

2023年10月12日 |  ┣銀幕のチャジャン
チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)に対する深い愛着が感じ取れた
コメディ映画「一攫千金」(鑑賞番号1925)には、1軒の町中華も
登場していた。


△正統中華料理「海城(?)飯店」

非常に簡素な作りの店舗だった。ここで作られたチャジャン麺をはじめと
する大量の中華料理が、主人公らが映画を撮影していた豪邸に出前で
届けられたのだった。


△濃い全羅道方言で談笑していた女主人とヤクザの子分

印象的だったのは、女主人と料理人が腕や背中に入れていたタトゥー。

近年、若者を中心に韓国社会の一角で広がっているタトゥー文化を
反映したものだろう。

ちなみに、映画の中では女主人が全羅南道の務安、撮影の世話をしていた
ヤクザの子分が光州の出身、ということになっていた。


△コネスト韓国地図より

後学のため、ついでに韓国地理の学習もさせてもらった。


(終わり)

タクアン2枚はダメ!

2023年10月11日 |  ┣銀幕のチャジャン
한탕  「一攫千金」 〇〇---
(1925)



2023年に公開された異色の犯罪コメディ。


△チャジャン麺を食べる映画製作社のスタッフたち

最後の最後に、思いもよらぬどんでん返し(反転)が待っている。


△お皿は使い捨ての容器

その種明かしの結果、この映画の真の主役が、映画製作社の社長と、社長に
豪邸をロケ地として提供したヤクザの大親分に使える1人の子分であった
ことが明かされる。


△タクアン2枚とチャジャン麺を口に運ぶ映画製作社社長

そして、詳述は避けるが、彼らが一攫千金を狙って打った芝居が大成功を
収めたことがわかり、映画はハッピーエンド。


△タクアン2枚とチャジャン麺を豪快に口に運ぶ社長

例によってブログ主の趣向には全く合わない映画であった。


△「タクアンを2枚いっしょに食べるな」と、強く社長をなじる監督

ただし、この映画には3度のシーンにブログ主こだわりのチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)が登場し、ブログ主の目と耳を大いに喜ばせて
くれた。

1度目は、映画製作社のスタッフたちが使い捨て容器に入ったチャジャン麺を
食べながらおしゃべりするシーン。(上記5枚の画像)


△ロケ地の豪邸で食べる出前のチャジャン麺にチャンポン、酢豚他

続いて2度目が、ロケ地の豪邸で出前のチャジャン麺を食べるシーン。


△黄緑色の付け合せは茎レタス(궁채)のナムルか?

何ともチャジャン麺好きな登場人物たちである。

そして最後はエンディングシーン。エンドロールが流れる横で、監督の
女性がチャジャン麺を食べる回想シーンが映された。


△エンドロールが流れる横でチャジャン麺

映画の内容がどうであれ、これほどチャジャン麺愛に溢れる映画を見た
のは、久しぶりのことだった。


(終わり)

韓国映画とニコンFM2

2023年10月07日 |  ┣銀幕のチャジャン
韓流ラブロマンスの名作「8月のクリスマス」(鑑賞番号25)を、
久しぶりに再鑑賞した。


△愛おしそうに窓の向こうの彼女(シム・ウナ)に手を重ねる男

何度見ても泣ける、美しくも切ない、大人の恋物語である。

ところで、この映画で、余命いくばくもない男を演じたハン・ソッキュが、
即席チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)を作って食べたと思われる
鍋を洗うシーンがあることに、今回、初めて気が付いた。


△台所仕事をする男

シンクに置かれた鍋にこびりついた黒っぽい液体は、ほぼ間違いなく
チャジャンソースであった。

その真否のありかは別におくとしても、おそらく、ここまで映画の
ディテールにこだわるのは、韓国映画ファンの中でも、チャジャン麺
ウォッチャーを自任するブログ主くらいのものだろう。

そう考えると、自分のことが妙に誇らしい気持ちになり、一人悦に入った
ブログ主であった。


△ニコンFM2も登場

なお、この作品には、最近、人気を集めているニコンのレトロデザインの
ミラーレスカメラがモチーフにした、過去の名機FM2も登場し、ニコン
好きのブログ主を喜ばせてくれた。


(終わり)

大地震とチャパゲティ

2023年10月02日 |  ┣銀幕のチャジャン
콘크리트 유토피아  「コンクリート・ユートピア」 〇〇〇〇-
(1920)



2023年に公開され、380万を超える観客を動員した異色の大災害映画。

韓国全土を襲った未曽有の大地震で奇跡的に損傷を免れたソウル都心部の
1棟のアパートを舞台に、部外者(避難民)の侵入を防ぎ、アパート住民の
生き残りを最優先にした生存戦術を徹底させたアパート住民たちの物語。

シニカルで虚無的な結末で終わる物語ではあったが、非常に見ごたえの
ある映画だった。


△主人公女性が手にしたチャパゲティ

この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー
麺)が、2度ほど登場した。


△差し入れの中にもチャパゲティ

アパート内での配給品や、差し入れ品の中に、即席チャジャン麺の
チャパゲティが登場したのだ。

監督、あるいは演出関係者たちの好みなのだろうか?


(終わり)

韓国の密輸全盛時代

2023年09月29日 |  ┣銀幕のチャジャン
밀수   「密輸」   〇〇〇〇〇
(1918)



2023年に公開され、510万を超える観客を動員したヒット作。

1970年代の黄海沿岸を舞台に、日本製の家電製品などを密輸入する末端の
現場で利用され続けた海女たちが力を合わせ、税関上層部に巣食う巨悪に
挑む、勧善懲悪型の犯罪アクションだ。

見ごたえのある、実に痛快な娯楽映画であった。

特に、終盤部における海中でのアクションシーンの見せ方は、お見事と
言うしかなかった。

ところで、この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、1度だけセリフで登場した。


△チャジャン麺のセリフが出たシーン

以下が、そのセリフだ。

브로커 삼촌이 옛날부터 우리 짜장면 한 그릇 사 먹인다고  시내・・・
(ブローカーのおじさんが、昔から私たちにチャジャン麺1杯食べさせて
やるからって市内の・・・)

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

ブログ主のチャジャン麺に対するこだわりは、まだまだ旺盛だ。


(終わり)

アニメで初チャジャン麺

2023年09月09日 |  ┣銀幕のチャジャン
ブログ主は、感動した映画や好きな映画を折に触れて繰り返し再鑑賞
している。

韓流アニメ映画「あの夏」(鑑賞番号1908)の場合は、見終わって
すぐに、感動の余韻に浸りながら、また最初から見始めていた。

この再鑑賞が、ブログ主に思ってもいなかった大きな収穫をもたらして
くれることになった。

それは、他でもない。1度目の鑑賞では見落としていたチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)の看板に気づいたのである。


△ほんの一瞬、スクリーンに写りこんだチャジャン麺とチャンポンの看板

主人公の初恋相手が、高校卒業後、ソウルの自動車整備工場に就職し、
上京した日のシーンだった。

地下鉄駅を出た後、メモを頼りに簡易アパート(고시원)を探す彼女の
後ろに、ほんの一瞬、チャジャン麺とチャンポンの看板が写りこんだのだ。

ブログ主の記憶が正しければ、たとえ看板に描かれたチャジャン麺とは
言え、このチャジャン麺こそ、ブログ主がアニメ映画で目にする最初の
チャジャン麺になった。


△彼女の簡易アパートで体を寄せあう2人

チャジャン麺にこだわり続けるブログ主に、チャジャン麺の神様が
くれたプレゼント・・。

そんなプレゼントなどあるはずもないが、やはり、いろんな意味で、
再鑑賞はするものである。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

この映画に限らず、韓国映画では、瞬間的にチャジャン麺が画面に
写りこむ場合も多々あるので、気が抜けない。

チャジャン麺ウォッチャーは、常に細心の注意を払いながら画面を
観察する必要があるのだ。


(終わり)

浮気する中華配達夫

2023年09月07日 |  ┣銀幕のチャジャン
先日、久しぶりに韓流サスペンスコメディ「容疑者S」(鑑賞番号236)を
再鑑賞した。

期待にたがわず、何度見ても、見ごたえのある楽しい映画だった。

ところで、残念ながら(?)、この映画には、ブログ主がこだわり続ける
チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)は登場しなかった。

ただし、関連シーンは2度も登場したので、しっかりと記録しておきたい。


△出前から帰って来た中華料理店の配達夫

まず1つ目は、主人公の後輩刑事が中華料理店に聞き込み調査に
行った時のシーン。店主の夫人と浮気している店員(配達夫)が、出前
から帰って来た。この時、彼が出前した料理の中にチャジャン麺が
含まれていた可能性は非常に高い。


△情事を終え、ホテルの部屋から出てきた配達夫と夫人

それにしても、いくら映画とは言え、店主の奥さんと浮気している
配達夫までいるとは・・。配達夫も、全く隅に置けたものではない(?)。


△犯人を追跡中、配達のバイクに目をつける主人公

そして2つ目が、主人公の刑事が犯人を追跡する途中、偶然、目に付いた
出前のバイクを無断で盗み(借用し)、追跡に使うシーン。


△抗議する配達夫

配達夫からすれば、いい迷惑であるが、この時、彼が手にしていた
出前箱の中に、チャジャン麺が入っていた可能性は非常に高い。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画の中にチャジャン麺の姿を追うブログ主の探求は、想像力を
掻き立てられるだけで終わってしまうこともたびたび、ある。


(終わり)

韓国映画とカップ麺

2023年09月02日 |  ┣銀幕のチャジャン
더 문  「ザ・ムーン」  〇〇〇--
(1905)



2023年に公開されたSFドラマ。

近未来の韓国を舞台に、多くの犠牲を払いながらも、数々の困難を
乗り越え、人類2番目の月面着陸と地球への奇跡的生還を成し遂げた
男たちや女たちの物語。

正直、月面に太極旗を突き刺した愛国的シーンなどには苦笑させられて
しまったが、物語の展開にはそこそこ引き込まれてしまった。

なお、この映画では、さすがにブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)に出番はなかった。


△天文台で働くインターン女性が宇宙センターでカップ麺を食べている

しかし、チャジャン麺の永遠のライバルとも言えるラーメンは、しっかり
登場していた。


△彼女のYouTubeへの動画投稿がNASAを動かすことになった

主役の1人であるワケありの天文台台長(前宇宙センター長)を補佐
して大活躍したインターンの女性が、宇宙センターでカップ麺を食べる
シーンだった。

今さら書くようなことでもないが、韓国映画には、カップラーメンを
食べるシーンが実に頻繁に登場する。チャジャン麺ウォッチャーとして
悔しい気もするが、頻度で言えば、もしかするとチャジャン麺を凌駕
しているかもしれない。

チャジャン麺とカップラーメン。

これからも、お互いに切磋琢磨しながら(?)、韓国映画を盛り立てて
行ってほしいものである。


(終わり)

弾けた不動産バブル

2023年08月21日 |  ┣銀幕のチャジャン
드림팰리스  「ドリーム・パレス」 〇〇〇--
(1900)



2023年に公開されたインディーズ系の社会派映画。

主人公の中年女性は夫を労働災害(工場火災)で失い、高校生の1人
息子と暮らしている。彼女と息子は、会社側に火災の原因究明を求め
活動する被害者遺族のグループに属していたが、母親は息子の気持ちを
無視し、会社側と和解し、補償金を受け取る。


△マンション群の名称が「ドリーム・パレス」

そして、そのお金を使い新築のマンションを購入し、新しい生活を
始めたはずだった。ところが、今度は分譲で売れ残ったマンションの
価格が暴落する。入居者たちは自分たちのマンションの価値を守ろうと
グループを結成し、割引価格での販売に反対し、安値でマンションを
購入し、入居しようとする新入居者の引っ越しを、実力で阻止する
バリケード闘争まで始める。


△マンションの入口で新規入居者の引っ越しを妨害

主人公は、成り行きから、全く性格の異なる2つの集団運動にかかわって
行くが、紆余曲折の末、葛藤を抱えたまま、結局は、2つとも活動から
離れて行く。

何が主張したいのか、よくわからない部分もあったが、物語の展開には、
そこそこ引き込まれてしまった。

なお、この映画では、久しぶりに(?)ブログ主こだわりのチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)を目をすることができた。


△チャジャン麺にはラップではなく、なぜかプラスティックのキャップ

主人公が仲の良い年下の友人とビリヤード場で遊び、途中で出前の
中華を食べるシーンだった。


△主人公はチャジャン麺、友人はチャンポン

どんなジャンルの韓国映画でも、チャジャン麺が登場するだけで、その
映画に親近感ばかりか好感まで持ってしまうようになっている、最近の
ブログ主である。

(終わり)