
△久しぶりの関釜フェリー
この春、久しぶりに春のプサンを訪れることが決まった。
プサン出身の妻と結婚して以来、この30年間あまり、ブログ主がプサンに
行くのはほぼ夏と冬の2シーズンに限られていた。妻が、幼稚園や学校が
休みになった子どもたちを連れて実家に長期間、里帰りするタイミングに
合わせての、ブログ主のプサン訪問だった。
3人の子どもたちがみな就職し、無事、親の手を離れた今となっては、
妻もブログ主も、もはや猛暑や極寒の時期のプサン訪問にこだわる必要は
全くなくなった。
同じ行くのなら、春や秋といった過ごしやすい季節に行くのがいいに
決まっている。
ブログ主が、長年、続けてきたプサン訪問のパターンを自分本位に改め、
今年から、春と秋を軸にプサンを訪問することにした理由だ。

△カード決済は完了済み
早速、この春、博多港(福岡市)で働く長女にプサン行きチケットの手配を
依頼したのだが、あいにく長女が手配できる博多港発着のカメリアは、この
時期、2等も含めてどの日も満席状態。高速船のビートルは、もうなくなって
いる。
となれば、下関港(山口県)発着の関釜フェリーに頼るしかないでは
ないか。飛行機が苦手なブログ主には、最初から空の便の選択肢はない。
さいわい、雑魚寝の2等ではあるが、関釜フェリーでは往復チケットを
購入することができた。
思い起こせば今から40年以上も前、1980年代の初め、福岡市内の大学に
通う若かりし日のブログ主(大学1年生)を、初めてプサンに運んでくれた
のが、関釜フェリーだった。
今となっては、下関、プサン共にターミナルも建て替わり船体も代替わり
しているとは言え、今回、様々な思い出の詰まった、その同じフェリーが、
新しい訪問パターンでプサンに「再出港」しようとするブログ主に、救いの
手を差し伸べてくれる形になった。
それにしても、シニアの年になって、下関からフェリーの2等に乗って
プサンに渡る1人旅。
原点回帰、とでも言おうか。また振り出しに戻ったような、ちょっと
新しい気持ちで、2泊の船中泊も含め、この春のプサン訪問を楽しみたい
ものだ。
(終わり)