福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

チャジャン麺は代弁する

2023年03月29日 |  ┣銀幕のチャジャン
어쩌면 우린 헤어졌는지 모른다 
「もしかしたら僕たち別れていたかも」 〇〇〇〇-
(1827)



2023年に公開された30代男女の恋愛ドラマ。

学生の頃から10年以上も付き合ってきた男女が一旦は別れるものの、
やがて再結合し、一生を共に過ごすパートナーとしての絆を固めて
行く物語。

この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー
麺)が、しっかり登場してくれた。

しかも、その登場の仕方が実に印象的だった。


△元カノからの彼氏への電話に薄っすら気づいた若い女性

主人公の男は恋人と別れた後、一時期、彼に急接近してきた若い女性と
交際する。


△男はノートパソコンを友人に返してすぐに戻ってくると言って家を出た

年の差こそあれ、2人は気の合うお似合いのカップルに見えた。


△元カノは元カレにノートパソコンを返せと連絡したのだが、その心は・・

しかし、結局、その若い女性も、あっけなく男の元を去ることになる。


△男は若い女性からの電話を全て無視し、元カノと口論を続け、最後に友情を確認した

若い女性は、男が断ち切れないままでいた元カノの影を極度に嫌い、
男が彼女にウソをついて元カノの元にノートパソコンを返しに行って
いる間に、彼のアパートを出て行ったのだ。


△男が帰宅すると家はカラで、捨てられたチャジャン麺とチャンポンだけが残されていた

その時、彼女が去った男のアパートに残されたのが、これ見よがしに
キッチンに捨てられたチャジャン麺とチャンポンだった。

ただ単純にチャジャン麺を食べたり、チャジャン麺が背景に映り込んだり
する映画が多い中、この映画のように、捨てられたチャジャン麺が登場
人物の心情を代弁するシーンも珍しい。

チャジャン麺ウォッチャーを自任するブログ主も、このシーンには、
痛く心を揺さぶられた。

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

チャジャン麺はただ人間に食べられるばかりではなく、食べられずに
捨てられることによって、その無残な姿を通じて人の心情を雄弁に
物語ることだってできるのだ。

この映画からブログ主が学んだことである。


(終わり)

こじつけの豚塩カルビ

2023年03月29日 | 【日常の韓国】

△回転寿司のドライブスルーとは面白い(佐賀市内某所)

福岡の実家に戻っていた末っ子(大学3年生)を佐賀市のアパートまで
送り届けたついでに、佐賀市内で末っ子といっしょに回転寿司を食べた。


△注文用タブレットの画面

その際、ブログ用の韓国ネタを作るため、あえて「豚塩カルビおろし盛り」
なるお寿司も賞味した。

よく知られている通り、「カルビ」(バラ肉)の語源は韓国語の「갈비」。
「あばら骨」を意味する言葉だ。


△豚塩カルビおろし盛り

全く期待せずに食べたのだが、これが、なかなかの美味だった。

大好物のハマチ(醤油は甘くて濃い九州刺身醤油でなくてはならない)に
ありつけた上に、ブログネタまで入手できたブログ主は、満ち足りた
気持ちで帰途につくことができた。


(終わり)